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緋弾のアリア 夢見る夜の物語
プロローグ
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ごめんなさい。私何もわからないんです。」
「何もって.....とりあえず名前は?」
「ごめんなさい」
名前もない少女.......記憶を失っているか、もしくは元々ないか。さて、ならこいつらが何者かが鍵かな。
意識を無くしている男達を調べる。一人目の男、銃やナイフをもっているが特に気になるものは見つからない。一人を覗いて全員が金で雇われた傭兵のようだ。その一人は命令を出してた男だ。男からは何かの象徴のバッチと少女を運べと言う命令書が見つかった。
すぐに電話を取り出す。
「あまり頼りたくないんだよなー。頼ると担任にキレられるし」
と言いつつも電話をかける。
3コールほどで相手は電話にでた。
「はい、もしもし?」
「久永だけれど」
「あら、久永。どうしたの?あ、もしかして懺悔することができた?しょうがないわね」
「いや、そんなんじゃないよ。綴妹、少し依頼ができて、他の捜査官じゃわからないことが出てきそうだから。あと、呼び捨てはやめろ。一応先輩だから」
「それは違う、久永は久永なのだから。それにしてもなんだ。主よ。罪深い久永をお許しください。」
なぜか俺のことを神に懺悔してる。彼女は、尋問科兼クラス担任の綴先生の妹、綴 聖だ。姉と同じ尋問科であるが先生を女王様と呼ぶならば彼女はマリア様と呼ばれる尋問官で姉との性格が全くの逆。尋問された犯罪者は懺悔するかのようになんでも告白してしまうと言われてる。
俺とは戦妹《アミカ》を組んでいる。しかし、要所要所でしか協力していない。
「それはいいとして。依頼の内容だけど、今しがた、事件に巻き込まれて。男達に追われてる女の子を助けたんだ。」
「......久永、誘拐はダメ。」
なぜか冷たい声で言われた。こういうところは綴先生を思わせる。
「そんなことはしない。それよりも、その追ってきた男の一人が気になるものを持っていたんだ。それを尋問してもらいたくて。」
「それはそれは」
「報酬は、今度何かご馳走するからさ。」
「私は構わないけど、お姉ちゃんが。」
そう、尋問ならまず、綴先生を頼るのが一番だが。先生を頼るのがとても恐怖を感じている。
「先生というか。あまり、知られて欲しくないんだよな。必要最低限は知らせるけど」
「隠し事をするのは、神に対する冒涜ですし」
「分かった、じゃあ、俺と神様との秘密にしよう。それならいいだろ?」
「.........仕方ありませんね。お引き受けしましょう。その代わり、今度しっかりとご馳走になりますから」
そう言って綴は電話を切った。
「これでよし、悪いそれじゃあ、どうしよ?とりあえず、俺が一緒にいるからさ。」
「そ、そんな、私なんかといたら、また、酷い目にあってしまいます。」
「大丈夫。困ってる人を助けるのが俺の仕事だからさ」
「ですが....
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