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仮想空間の歌う少年
13ー本番 (中章)
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けの時間だね。きっとオベイロン閣下はHPが膨大に設定してあるんだろうなー?俺じゃあHP減らしきれないかも…キリト君ー?手伝って?」

見るといつの間にかキリトがオベイロンの後ろに立っていた。

「ひっ!やめ…」
「逆だったらやめないでしょう?んじゃ…」

俺は大きく息を吸い。

「機械仕掛けのカラスが泣いた♪発条切れて肝心な所でかわいた♪わいた♪何がわいたか♪偏食家のセリフ♪真似した♪」

そう歌うと音符のカラスが一斉にオベイロンに突っ込んでいき爆発。さらに音符のナイフがオベイロンを全方位から串刺しにする。

「がはぁ…」
「アスナの味わった苦しみはこんなもんじゃない…!」

さらにキリトの斬撃がオベイロンの右目をえぐった。
俺はさらに笑いながら

「俺は優しいからね。ログアウトまでサービスしてあげるんだ…。と、言う訳でログアウトしていいよ!」

そう俺が言うと母さんが察したのかログアウトコマンドを復活させる。それを見るとボロボロになったオベイロンがログアウトしようとしたが…

「ごめーん!気が変わった!」
「??」

大鎌でオベイロンを腹から真っ二つにした。

「な、なんで…?」
「え?だってログアウトまでサービスしただけだよ?だからやっぱり俺がHPを0にしてあげないと。ではペインアブソーバー0の苦しみをお楽しみ下さい!」
「…」

オベイロンは苦しみながら消滅して行った。

「ふふ、まあこんなもんかな?」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

アスナとキリトがそれを見て安心したようにログアウトすると俺は何も無い空中に。

「茅場さん…いや、ヒースクリフ。久しぶりですね。」
「ふふ…気づいていたか。さっきキリト君にも助太刀したのだかな。」
「その節はどーも。」

あの世界で消えたヒースクリフの声が聞こえてきた。俺は少し驚いたが母さんは少し不満そうな顔をしているが…

「時間が無いのでな…ありがとう。スノー君。まさかゲームマスター相手に世界を変えるという手段で行くとは…」
「このゲームの元になっている『夏の夜の夢』はプーカがオベイロンのいうとうりに動かない唯一のキャラだからね。それを参考にさせてもらった。」
「なるほど…スノー君らしいな。」

ヒースクリフは少しため息をつき。今度は母さんに話しかけた。

「そして流石、雪宮さくらさん。…まさかザ・シードを作るとは。こっちの世界で見ていましたよ。」
『ええ、貴方のパソコンとかハッキングしたらたまたま見つけた設計図がまさかあんな物だったとは…まあ、全世界に匿名でばら撒きましたけどね。』

母さんは不満そうに膨れている。ヒースクリフは少し笑うと

「そろそろ時間のようだ…
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