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ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第2章 滅殺姫の憂鬱と焼き鳥の末路
第33話 一日目
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音の後についてとにかく走る。そこまでは良かったんだろうけど私と龍巳が悪乗りしちゃった。ちゃんと一定以上のスピードで走らないと意味ないと思って後ろから2人で刀抜いて追いかけちゃったのよね。白音から遅れだした人には容赦なく斬りかかりながら。あの時は皆必死だったわね。いつも優雅にお姉さましてる部長と朱乃さんもなりふり構わず走ってた。多分皆目に涙を貯めてたと思う。
で、走り終わって皆ぶっ倒れちゃったのでちょっと休憩、その後ある程度魔力制御を習ったイッセーと合流したら今度は二手に別れて私は祐斗とイッセーに剣の稽古、部長と朱乃、レイナーレは龍巳と組手をした。まず最初は連携よりも個々人の底上げだから一人ずつ相手をした。
私の稽古は毎朝イッセーとしてるのと同じように向こうに切り込ませて私はそれを受け止めつつアドバイスをするって感じ。で、ある程度経ったら私からも切り込み始める。最初はゆっくり、で、少しずつスピードを上げて相手の力量を引っ張りあげるようにした。
で、龍巳の方なんだけどこっちは酷かった。まず最初に力量差をはっきり分からせるためかいきなり近付いてぶん殴って地に埋めてた。あれ修行になるのかな? 見てて大自然の災害に巻き込まれる人を思い出す光景だったよ。その後も圧倒的な力でこてんぱんにノシテた。交代中に白音が回復させてなかったら絶対死んでたと思う。
とまあ一日目の修行はそんな感じで終了。部長はまだノルマが残ってるけど。で、誰も動けないから今は私と黒姉が晩ご飯の準備してるのよ。これはこの10日間は私達がご飯の準備係で決定になりそうね。というか皆ご飯食べる元気あるのかな? ってそういえば
「ねえ黒姉、龍巳と白音はどこ行ったか知ってる?」
「ああ、あの2人なら一度帰ったにゃん」
「……は? 帰った?」
え!? どういうこと!? 帰ったってあの娘たち合宿の意味分かってる!? っていうか何しに帰ったの!?
「なんかここテレビが入らにゃいんにゃって。で、見たいアニメがあるからって帰ったにゃん」
「……まさかあの娘たち毎日アニメ見るために家に帰るつもり?」
「あ〜、こっち戻ってくるときにハイビジョンテレビ持ってくるって言ってたにゃん。だから明日からはこっちにいるんにゃない?」
「ここテレビ入らないんじゃテレビ持ってきても意味ないじゃない」
「次元をつなげて家からアンテナのケーブル引っ張ってくるって言ってたにゃん」
「……はぁ、これこそまさに力の無駄遣いね」
なんかもう言葉も無いわ。
で、2人が帰って来ると同時にお夕飯になった。メニューはボタン肉に兎肉に各種山菜を使ったフルコースだったんだけど……私達とアーシアを除いた皆は何というかのっそりという感じで食
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