暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第2章 滅殺姫の憂鬱と焼き鳥の末路
第33話 一日目
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は加速度的に大きくなるんですよ。10の大きさの龍を召喚するのに10の魔力を消費したとして、次に20の大きさの龍を召喚しようとした時は50の魔力を消費するといった感じです。ですから全魔力を使って特大の龍を召喚するよりはある程度の大きさの龍を連発するほうがいいと思います」

「へぇ、そうなんだ」

「なるほどね。ではその消費魔力を掴んで効率的に相手を攻撃するために練習が必要というわけね」

「はい、まあその辺は組手の時にでも使って把握して下さい。……あ、あとアーシア」

「はい!」

「あとでもう一度説明するけど、皆の前でも一応説明しておくわ。アーシアに渡した氷輪丸だけど、皆のとちょっとだけ仕様が異なる特別製なのよ」

「特別製……ですか?」

「ええ、一応聞くんだけどアーシアはこれを使って相手を傷つけることってできる?」

「それは……難しいかもしれません」

 そう言うとアーシアは目に見えて落ち込んじゃった。

「いいのよ。決して戦わないというのも1つの強さだから。それにアーシアの役割は皆の回復だしね。だから無理して戦うことなんて無いわ。で、氷輪丸なんだけどそんなアーシアに合わせてちょっといじってあるのよ。皆の氷輪丸はロックした相手を追い続ける龍を召喚するけどアーシアのは使用者の周囲に展開して使用者を守るように創ったから」

「え、じゃあそれって……」

「そう、その氷輪丸はあなたの護衛よ。敵と相対したら龍を召喚して身を守りつつ仲間に連絡して助けを待ちなさい。魔力を供給し続ける限り龍はあなたを守り続けてくれるわ」

「はい!」

「よし! 説明はこんなところですかね! じゃあ早速修行を始めましょうか! まずイッセーとアーシアは黒姉に魔力運用を習いなさい。で、残りの皆は白音と共に基礎体力トレーニングをしましょう!」







「ってことで今日一日みんなに頑張ってもらったけど……」

「皆完全に死んでるにゃん」

 今日一日の修業を終え、今は私と黒姉で夕飯の準備中。隣の部屋のリビングではまさに死屍累々といった感じで朱乃さんに祐斗、イッセーにレイナーレがぶっ倒れてるわ。体中傷だらけになって。そんな中アーシアは皆の傷を直しながら介抱してるわ。ちなみに部長は皆より先に修行を切り上げた後自室にこもって過去のレーティングゲームを見てるわ。(キング)は戦闘能力よりも指揮力のほうが大事だしね。

 氷輪丸のレクチャーをした後私達は早速修行を開始した。イッセーとアーシアは室内で黒姉に魔力制御を、他の皆は白音の基礎体力トレーニングをね。で、やることがない私と龍巳は白音の手伝いをすることにした。

 白音の修行は至って簡単、とにかく山道を走って体力をつけること。獣道もないような山の中を白
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