第十七話 最後の少女その十
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もね」
「友達じゃないからな」
「だからよね」
「そうだよ、けれどな」
「出来る限りは」
「友達になりたいな」
まだこう言う薊だった。
「やっぱりな」
「そうなれたらいいわね」
「難しいけれどな」
二人のあの調子では、とも言いはする。しかし。
薊は諦めていなかった、あくまで鈴蘭と黒蘭の姉妹を誘うつもりだった。このことは何度も粘ろうと決意していた。
第十七話 完
2014・5・8
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