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ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第2章 滅殺姫の憂鬱と焼き鳥の末路
第30話 修行開始
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も2人よ〜〜〜!」
と言いながら母さんはリビングに走って行っちまった。それを見た俺はあまりのことに耐えられなくなり一目散に自室に逃げ帰った。
「いいか2人共」
次の日の朝、一晩かけて何とか落ち着いた俺はアーシアとレイナーレを部屋に呼びつけて、お互い向い合って正座していた。
「お風呂の裸の付き合いとは本来同性でやることだ。そもそも男に裸を見られたらもっと防衛的な行動をだな」
「でもイッセーさん」
アーシア、何でそんなに不満そうな顔してんだよ。
「私、イッセーさんになら見られても。それにもっとお近付きになりたいんです」
「いや、その気持ちは嬉しいんだけどな? ほれ、俺も男だから、ああいう事されちまうと俺も我慢できなくなるというか……レイナーレ、お前もなんか言ってやってくれ。アーシアが悪い男に襲われる訳にはいかないだろう?」
そう言ってレイナーレにも協力を仰ぐんだけど
「……私は構わないって言ったのに。あそこまでして何でダメなのよ」
ってなんでお前までそんな不満そうなんだよ!
「ああもうとにかく! 昨日は俺が悪かったけども! それでもみだりに男に裸を見せたり! それから昨日みたいなことしちゃいけません!」
「ぷぅ!」
「むぅ!」
ああもうだから何でこんな当然なことでそんな不満そうなんだよ! 一体どうしたら2人に納得させられるんだ?
「……あんたたち朝っぱらから何してんのよ?」
って火織? いつも通りベランダを通って火織が窓から部屋に入ってきた。……ってレイナーレ、何だその黒い笑みは。
「火織、ちょっと聞いてくれる? 実は昨日……」
「おわあ!? ちょ、おまっ、何言おうとしてんだあ!?」
俺は慌ててレイナーレの口をふさいだ! 何があっても昨日のことは、特に火織には聞かれる訳にはいかねえ!
「昨日? 私達が帰った後何かあったの?」
「な、何もない何もない! もうこれ以上ないほど何もなかったから安心しろ!」
「そ、そう?」
「そ、それよりも火織! こんな朝っぱらからどうしたんだ!? 早朝特訓にはまだ早い時間だぞ!?」
「あ、そうそう。忘れるところだったわ。部長から伝言、っていうか3人とも泊りの準備をしなさい。用意するのは主に服ね」
「「「泊まりの準備?」」」
「レーティングゲームまで学校休んで泊まり込みで修行の合宿よ」
今俺達は部員全員揃って山を登ってる。なんでもここは部長の家の所有してる山だそうで、この山頂には別荘があるらしい。修行はそこを拠点に行うんだって。どうやってレーティングゲームに備えるか昨日まで悩んでた俺には渡りに船だ。これな
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