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ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第2章 滅殺姫の憂鬱と焼き鳥の末路
第30話 修行開始
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そう言って俺はすぐさま振り返って風呂場を出ていこうとしたんだけど
「ま、待ってください!」
……はい? なんかアーシアに待ってくれと言われて腕掴まれたんですが。お、俺は一体どうしたらいいんだ? っていうかこのタイミングでどうして俺を引き止めるんだ?
「ご、ごめんなさい。男性のを見たのは初めてだったのでつい……。そ、その、ああいう風になるものなんですね」
ごめん! もう俺死にたい! 純情なアーシアになんてもの見せちまったんだ俺は!
「い、いや俺こそ確認しないで入っちまったし……それにすまん。俺の方も色々見ちまった」
「い、いえ大丈夫です! 日本のお風呂のルールは皆さんにしっかり教えてもらいましたから!」
……はい? 日本のお風呂のルール? 今この場で適用できそうなルールが日本にあったか? 俺は記憶にないんだけど。……何か嫌な予感が。
「に、日本ではお風呂において親睦を深めるために……裸のお付き合いというものがあると聞きました。大切な関係になりたい人とするものだと」
……だ、誰だ! そんな素敵な、もとい間違った知識をアーシアに植えつけた野郎は! ありがとうござ、いや何てことしてくれてんだ!
「ア、アーシア! その知識は微妙に間違ってる! そのルールが適用されるのは同性間の時だけだ!」
「そ、そうなんですか!? ……で、でも私、それでもイッセーさんと深めたいです。私、イッセーさんとなら……!」
なん、だと……!? それじゃあまるで俺のこと……、ってイヤイヤイヤ! アーシアは純粋なんだ! それに多分天然! そういう意味を込めてそんな事言ってるわけじゃない! アーシアは純粋に俺と仲良くなりたいだけなんだ! そうに決まってる!
「イッセーさん」
ギュッ
ってアーシアが後ろから抱きついてきた!? な、生のおっぱいの感触が背中にはっきりと! さっきはあまりないなんて思ってごめんね! アーシアは立派なの持ってるよ! で、でもこのままじゃマズい! このままじゃ2日連続で俺の理性が! しかも今回は昨日の部長と違ってそういうのを期待されてるわけじゃないっていうのに!
「ア、アーシア! そういうことはほんとに大切な人と……! っていうかこの場にはレイナーレもいるんだし! っていうかレイナーレ! さっきから黙ってないでお前からもなんか言ってくれ!」
レイナーレは好きな人がいるんだし俺なんかと裸の付き合いなんか出来るわけないよな!? だからこの際俺を殴ってでもいいから俺を追い出してくれ! 俺もそろそろ限界なんだ!
「あ、あんたがどうしても一緒に入りたいっていうんなら……一緒に入ってあげなくもないわ」
「……はい?」
「だ、だから! あんたには命を助け
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