暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第2章 滅殺姫の憂鬱と焼き鳥の末路
第29話 お茶会
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とか、そういったことを1時間ほどかけてみっちり説教してあげた。グレイフィアさんが止めに入らないことをいいことにそりゃもうみっちりと。
この時最初私とライザーは立った状態で向き合ってたんだけど、最初はそのせいもあってこちらの話に耳を傾けようともしなかったし、こちらを見下したような目でしか見て来なかった。だけどそういう態度をとるごとに腰の七天七刀を鳴らすと次第に話を聞くようになって、だんだん腰が下がっていき、最後には私の足元に正座してた。うん、自主的に反省を示すっていいことだよね。どうやらライザーも私の言いたいことが分かってくれたようだしお姉さんうれしいよ。
で、今ライザーがどうしてるかというともう限界とばかりにソファーにぐったりと四肢を投げ出して突っ伏しちゃってる。そんなに疲れたのかな? いつもうちの娘達にするよりは軽い説教だったはずなんだけど。……まあ貴族のボンボンだし甘やかされて育ったんだろうから、怒られる経験なんてそうなかったのかな?
で、今どうしてるかというと全員同じテーブルについてお茶会してたりします。お茶といっても紅茶ではなく緑茶だし、お茶請けは焼き鳥なんだけどね。……うん、自分が原因とはいえこれはなかなかカオスな状況よね。この状況に対する皆の対応も様々。緊張してる人もいるし戸惑ってる人もいる。中には
「あ、この焼き鳥美味しい」
なんて言って食べてる人もいれば我先にとバクバク食べた後おかわりをする子までいる。そんな中龍巳と白音は私の膝の上に座って鼻をすすりつつ焼き鳥を頬張ってたりする。……この怒った後甘えてくるのはどうにかならないかしら? いつものことだけどこの娘たちももう高校生なんだし姉離れして欲しいんだけどな。周りの視線も若干生温かい気がする。
で、そんな中私はグレイフィアさんに今までの経緯を聞いていた。
「で、レーティングゲームの結果で結婚か婚約破棄を決めると」
「はい」
「ゲーム開催時期はいつですか?」
「当初の予定としては10日後を予定しておりました。お嬢様はまだゲームが未経験なため準備が必要だろうとの配慮です」
「まあ当然ですね。いいんじゃないでしょうか? ……あと」
「何か?」
「お互い何を賭けているかについて詳しく教えてくれます?」
「はい、ライザー様が勝利した場合即結婚となります。逆にお嬢様が勝利した場合この婚約は破棄となります」
「……その条件はあまりにも不公平ではないでしょうか?」
「……と、言いますと?」
「そもそも部長が大学を卒業するまでは好きにさせるはずであったと聞いています。なのにこのような強硬な手段で結婚を進めるというのはいささか義に反しているのでは? そもそもこういった事態を予想し
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