第四話 逃げ出してもいいですよね?
[1/2]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
皆さんこんにちは。
私は今、なのはちゃんのお兄さんとお姉さんといます。
・・・・帰ってもいいですかね?
いえ、何故かなのはちゃんのお兄さんとお姉さんの視線が怖いんです。
・・・・本当に帰ってもいいですかね!?
私、何もしていないですよ?
本当に何もしていないですからね!?
いや、私が普段兄にしていることがなのはちゃんの教育に悪いと言われればそこまでなんですがね。
とりあえずなのはちゃんに助けてもらわなければいけませんよね?
「あの、なのはさん?この状況は一体どう言ったものなんでしょうか?」
「ふえ?どうしたの?カエデちゃん・・って!本当にどうしたの!?顔色悪いよ!?」
「イエダイジョウブデスヨ?カエデチャンハゲンキデスヨ?」
あれ?何かお兄さんとお姉さんの私を見る目が可哀想な物を見るような感じになってません?
「大丈夫かい?さっきから体調が優れないようだけど」
「ダイジョウブデス。キニシナイデクダサイ」
大丈夫じゃないですよ!私の心配をする前に家族の視線を何とかして欲しいですよ!
・・・・本当になんでこんなことになってるんでしょうね?
〜時は少し戻ります〜
今日は珍しく兄さんがなのはちゃんの所にいないので、私はなのはちゃんと二人で遊んでいました。
「ねぇカエデちゃん」
「なんです?」
「カエデちゃんはカズマくんをよく蹴ったり踏んだりしてるけど、仲悪いの?」
言われてみればそうですね?
確かに私達兄妹はいろいろ普通じゃないですからね。
以前兄が転生者じゃないかと思ってからいろいろ調べようとしたら、逆に兄から『カエデ、なんでいつも俺となのはの恋路の邪魔をするんだ?ま、まさかお前実は転生者なのか!?』なんて自爆しやがりましたので、簡単に知ることが出来ました。
・・はい。家の兄は大馬鹿です 。
思い付く限りの罵倒をしてやりましたよ。
え? 私ですか?もちろん私も転生者なんてことは教えてませんよ。
第一私は原作介入して戦闘する気は全くありませんからね。
ええ。あんなものに巻き込まれたら確実に命を落としますよ。それだけは断言できますね。
おっと、話がそれましたかね。
まぁ、私は確かに兄の頭を踏むことを日課にしていますが、兄が嫌いなわけではないですよ。
あんな兄でも家族ですからね。
そこら辺の事をなのはちゃんに説明すると、なのはちゃんは納得してくれたみたいです。
「そういえばなのはちゃんは兄弟はいないんですか?」
「私はお兄ちゃんとお姉ちゃんがいるよ」
本当は知ってるんですけどね。
こうやって聞いておけば後々ボロを出すことはないでしょう。
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ