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ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第2章 滅殺姫の憂鬱と焼き鳥の末路
第27話 来襲
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「イッセー、私を抱きなさい」
「……いきなり現れて何言ってるんですか部長?」
ってちょっと待て!? つい冷静に返してしまったけど今部長とんでもないこと言わなかったか!? と、とにかく落ち着け。毎度のことだけどとにかくまずは状況確認だ。
まず今日一日はいつものように何も変わりなく過ごした。皆で学校行って授業受けて剣道部行った後オカ研行って一度飯食いに帰った後またオカ研行って悪魔の仕事して終わったら帰って来たんだ。ここまではいつも通り。いつもと違うとすれば今日ついにミルたんと会うんだと松田と元浜が息巻いていたことくらいだ。
……死ぬなよ、松田、元浜。
で、帰ってきた後先にアーシアとレイナーレに風呂入らせたから上がるまで俺はベッドに横になって火織に借りたラノベを読んでたらいきなり魔法陣が現れて、部長が現れたと思ったらさっきの言葉だ。うん、落ち着いて考えてもなんでこんなことになったかさっぱり分からん。
「イッセー、これは冗談ではないわ。早急に私の処女を奪ってちょうだい」
そう言って部長は俺をベッドに押し倒した。ってちょっと待って!?
「ほら、早く服を脱いで準備なさい。私も脱ぐから」
と、部長は俺を急かしながら俺にまたがって服を脱ぎだした!? ちょっ!? 何これ!? 何なのこれ!? と、とりあえずここは黒歌姉たちに救援を……! そう思った俺は枕元においてあった携帯に手を伸ばすけど
「お願い、やめて! それだけは本当に!」
その手は部長に止められた。っていうか涙目で必死に携帯を掴んできた。そんなに黒歌姉たちが怖いのか? って怖いよね。俺も怖い。っていつの間にか部長がもう下着姿に!? 早くないですか部長!?
「ぶ、部長! これは一体!?」
「イッセー、私じゃダメ?」
「ぶ、部長は素晴らしい女性です! ダメってことは! で、でも、それでも俺には!」
「さんざん考えたのだけれど、もうこうするしかないの。既成事実を作ってしまうしか。そうすればもう文句もないはずなのよ。身近で作れそうなのはあなたしかいないわ」
「み、身近には木場も!」
「……祐斗は無理よ。彼は心のそこからナイトなの。絶対に拒否するわ。あなたの気持ちは知ってる。でも、それでも私にはイッセーしかいないの。分かってちょうだい」
って部長俺の気持ち知ってるの!? え、何!? もしかして俺の気持ちって周囲にだだ漏れですか!? 松田と元浜も知ってたし黒歌姉にも見破られてたし、もしかして龍巳や白音ちゃんにも知られてるんじゃないだろうな!?
「……まだ足りない部分もあるけれど、素質はあるものね。それに数分で既成事実を作ってくれるのなんてあなたぐらいだもの」
パチン
そう言って
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