第四話
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雰囲気になった。
そしてレノさんが私たちに聞いてきた。
「まぁでもどんなお宝なのか見学だけさせてくれないかい」
「あぁ、俺も結局どんなのか実物見てみたいわ」
「じゃあ一緒に行きましょう」
と私が言い、みんなでゾロゾロと先に進む。
歩きながらさらに話をして仲良くなった私たちとアクセルさんたちはお互いをフレンド登録することになった。
扉の中にはモンスターがいないのか全く遭遇しないままお宝のある祭壇の前まで来ることに成功。祭壇は少し長い階段の一番上にあった。
「中はそこそこ広いのに何もないなんて拍子抜けね」
「いやいやリズベットさん、危険なことは無いに越したことはないさ」
「そりゃそうだけど」
「そうそう、危険がないことはいいことだよリズ」
アクセルさんと私が不満を漏らすリズを諭す。
そしていざ祭壇へ行こうとするとどこからともなく声が聞こえてきた。
『汝、祭壇の秘宝を欲すものか』
「ん?どこから話してんだ?」
レイヴンさんが辺りを見回し声の主を捜す。
私もマスターした索敵スキルを使ってであたりの気配を探るが何も引っかからなかった。
すると再び声が私たちに語りかける。
『今一度問おう。汝、祭壇の秘宝を欲すものか』
リズは一歩前へ行き声が響くように高らかに答えた。
「えぇ、そのためにあたしらはここまで来たの!だからお宝は頂戴するわ!!」
「ねぇシリカ、すっごくいやな予感がするんだケド・・・・・・」
「奇遇ですね。あたしもです・・・・・・」
「俺らも以下同文・・・・・・」
すると声はリズの返答にズシっと響く声で答えた。
『ならば我を倒してゆけ!我は秘宝を守りし守護獣なり、挑戦者にその資格ありしか見届けさせてもらう!』
守護獣と名乗る声の主が言い終わると祭壇の上に四つ足の影が立ち上がり私たちの道に立ちふさがる。あの姿はモン○ンのティ○レッ○スに似ている。
「やっぱこんな展開……か」
「あんな簡単にレアアイテムがもらえるわけないもんね」
後ろで何か諦めたようなレイヴンさんの声が聞こえた。
本音を言うと連日でのボス戦はキツいので私は一応リズに聞くことにする。
「質問、今から私たちはあれ倒さないと駄目?」
「うーん、ぶっちゃけあたしも帰りたい」
「けどあのモンスター、逃がしてくれそうにない……ですよね」
「クリスタルも使えないし」
と私たちは話しながらそれぞれの武器を手に持つ。
その時、後ろの五人が前にでて武器を構えた。
「じゃあ俺らも討伐を手伝おう」
「女の子たちを守らなきゃな」
「やってやるッス!」
「あの姿のモンスターなら別のゲームで滅茶苦茶狩ってたしね」
「(コクン)」
「いいんですか?」
私が聞くと、「当然
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