第四話
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たくでね」
やれやれとが肩をすかすようにしてアピールする。
「そぅ、ま、根気とリアルラック値に期待ってかんじね」
「そうだね」
私とリズが話していると一番年上っぽい眼鏡をかけたメイスと盾装備の人が話しかけてくる。
「自己紹介がまだだったな、俺はアクセル。ギルド《明の星》のリーダーだ。長槍装備がジンとレノ、刀使いがデューイ、そして君たちと話してたのがナンパ男レイヴン、君らは?」
「ウス」
「よろしく」
「……」
アクセルさんは私たちにお仲間さんを紹介してくれた。そのとき「おい、アクセル!人聞きの悪い言い方すんなよ!」とレイヴンさんが言っていたがギルメンのスルーしているところを見るにいつものことなのだろうと推測する。
「あたしはリズベット。リズベット武具店の経営者よ」
「あたしはシリカと言います。この子はピナ」
シリカの紹介にピナが一鳴きする。
「私はブラウ、一応私たちの関係は友達です。今日はこの子のクエストの手伝い出来ました」
と言ってシリカの頭にポンッと手を乗せる。その時「ふみゅっ」とかわいらしい声が聞こえた。
そしてジンさんが話しかけてくる。
「あ、シリカってあの《竜使いシリカ》ッスか?」
「はい、ご存じでしたか」
「知ってるよ知ってる、超有名じゃん。それにリズベット武具店ていったら結構質の良いものがそろった店だろ。どっちもすごく可愛いって聞いてたけど本当だったんだねぇ」
とレイヴンさんがジンさんに続いて話し、二人をほめだした。
「なんだか照れますね」
「ま、あたしの評価は当然よね!」
「リズ…謙虚って言葉知ってる?」
「なによ、ケチつけるの?良い度胸じゃない」
いやいやそういう意味じゃないんだけどね、っていうかそんな禍々しいオーラ出してメイス構えないでください。
「そっちのブラウさんってのは聞いたことないけど、見た目的に女子高生くらいかな?すごい美人だよ、あのKoBの副団長さんに負けないくらい!どう、よかったら俺と付き合ってみない?」
リズとシリカが笑いこらえてるし、それとレイヴンさん軽いです。
男の人に告白されるのもどうにかならないかと頭で考えつつ、しかし顔に出さずに
「ありがとうございます。でもごめんなさい私、実はこう見えてもおと」
と話してるそのときに、レイヴンさんの頭をアクセルさんが殴り、無理矢理私たちから引き剥がした。
「いい加減にしろ!そうやって美人見つけたらところかまわず声かけやがって!……ウチのバカがすまん」
「い、いえいえ」
「べ、別に大丈夫よ。きき、気にしないで」
笑いを我慢しながら言う二人に
「よくあることなんで、あと私お」
男という真実を教えようと私が話そうとするがその前に
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