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ソードアート・オンラインー神速の剣士
第三話
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たちに声をかける。

「いいぞ!!」
「お待たせ!スイッチお願い!」

私は柄を握り愛剣を抜く。
アスナが純白の光を残し、気合いの突き技を浴びせる。斬馬刀に決まり火花を散らしながら一人と一体のの間に隙間が生まれた。

「「スイッチ!!」」

そのタイミングに合わせて私たちは敵の前に出る。悪魔が硬直から回復し、圧倒的な一撃を振り下ろす。

「キリトッ!」

私の声にキリトが右の剣で弾き、隙間に滑り込むように私が全身を使った一撃をお見舞いし右に体をズラすとそこにキリトが左の剣で追撃する。初のクリティカルヒットに雄叫びを漏らす悪魔。次の上段切り下ろしに私は受け止め、キリトが決めて押し返す。

「さあ、もらった借りををたっぷり利子つけて返してあげる!」

そして私たちの|生きる為の抵抗(反撃)が始まった。
まず私は大剣を肩に担ぐようにして構え、アスナを超えるスピードで敵に突っ込む。柄を両手で持ち、勢いよく剣を袈裟斬りに振り下ろす。《瞬剣》の突撃技《レイジングセイバー》だ。愛剣の重量と重突進技の合わさった威力にライフが先ほどより多く減り敵が苦しさと怒りを混ぜたような叫び声をあげる。
私が硬直時間に入る間にキリトが両手の剣右、左、右と次々と閃かせる。硬直から回復した私が追いかけるように十四連続の上位剣技《アクセルスラッシュ》を放つ。右から左へ切り上げから始まり水平切り、切り下げ、右から左に薙ぎはらい、斜めに振り下ろしと残像と破壊の痕跡のみを残す勢いで剣を降り続ける。
剣と私が一つになり、剣速をより早くするイメージ。相棒が震え、猛獣のような雄叫びをあげた気がした。
敵を斬り、大剣を振るう仮想の全身の筋肉が悲鳴をあげるのではと思うくらいにひたすら酷使する。

「「…………ぁぁぁああああああ!!」」

私とキリトの雄叫びが重なり、キリトの十六撃目が入り、続いて私の突き

「これで・・・・・・終わりだ―――ッ!!」

そこから最後の切り上げが決まった。

「ゴァァァアアアアアアアア!!」

という大地を震わせるような悪魔の雄叫びが響き、輝く欠片となって爆散した。
視界には【You get the Last Attack!!】というメッセージが移るが、今私が気になっているのは私の仲間たちだ。
アスナが生き残り、キリトが寝転がる。そんな光景を見て安堵すると私はそのまま前のめりに倒れ、私の意識がそのままとぎれた。
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