第三話
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ーも我先にと挨拶をしている。
反応が私を女と思って初めてあったときと変わってない。さすがクラインのギルメンだと称賛を送ろう。
「……ま、まあ、悪い連中じゃないから。」
「まあ確かにいい人たちだよねえ。リーダーの顔とスケベ心以外は」
「おい!ちょっと待てブラウ!!お前最近俺やエギルにつめたくないか!?」
私たちの話し合いにアスナが我慢しきれないという感じで笑い始める。
クラインのだらしない笑顔に呆れていると彼が私とキリトの腕を掴み、さっきのこもった声で聞いてくる。
「どっどどどどういうことだよ二人とも!?」
私が答える前にアスナが進み出て答えた。
「こんにちは、しばらくこの人たちとパーティー組むので、よろしく」
「目的はキリトだけどね」
私はぼそっと付け足しアスナが慌てて私の口を手でふさぐ。
「キリト、てンめぇ・・・・・・」
「俺かよ!!」
キリトがクラインに捕まれて何か悟ったように肩を落とした時、別の足音と鎧などの音が響いてきた。
「キリト君ブラウ君,《軍》よ!」
ハッとしてアスナの手から脱出し、入り口を見ると森で見た一団が二列縦隊で入ってきた。しかしその姿は見るからに疲弊している。
リーダーっぽい人が「休め」と言った途端に残りが崩れ落ちるように座り込み、それを見ずに男の人がヘルメットを外しこちらに来た。
「私はアインクラッド解放軍所属、コーバッツ中佐だ」
「チェンジでお願いします」
つい私の口から洩れた言葉をアスナが慌てて止める。
中佐とか……ない。というか《軍》というのは集団外部がつけた呼称のはずだったと思うんだけど。
私たちの代表でキリトが「キリト。ソロだ」と対応する。
コーバッツさんは横柄な口調で聞いてきた。
「君らはもうこの先も攻略しているのか?」
「……ああ。ボス部屋の手前まではマッピングしてある」
「うむ。ではそのマップデータを提供してもらいたい」
・・・・・・ハ?コノヒトハナニヲイッテルノ?
「な……て……提供しろだと!?テメェ、マッピングする苦労が解って言ってんのか?」
私たちの声を代弁するようにクラインが言う。私もこの人はバカなんじゃないかと思う。
しかしバカな人はさらに大声で信じられないことを言ってきた。
「我々は君ら一般プレイヤーの解放のために戦っている!」
「そうなんですか?最近まで全然最前線で見なかったんだけどな」
「少しブラウは静かにしててくれ」
私の言葉に片眉を動かすところを見ると聞こえてるんだろうけど、あえて無視し続ける。
「諸君が協力するのは当然の義務である!」
これは一発殴っても許されるね。
と私が一歩乗り出すとキリトが手で制した。
「どうせ街に戻ったら公開しよ
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