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ソードアート・オンラインー神速の剣士
第三話
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に炎がつき、まっすぐの道が生まれて最後に一際大きな火柱が部屋を照らす。
現れた巨大な姿は、鍛え上げられたような筋肉に、青い肌、後ろに向かってねじれた角を持つ山羊の顔という特徴のRPGでよくでる悪魔型だけど実際に見ると真剣に怖すぎる。
ボスモンスターの名前は《グリーム・アイズ》と言うらしい。―――輝く目ですか。確かにその目はビームや呪いでも出そうなくらい怪しげに輝いている。
その怪物は右手の巨大な剣をかざしてこちらに突撃してきた。

「うわあああああ!」
「きゃあああああ!」
「こないでええぇぇぇ!」

私たちはボスに背を向け、一心不乱に全力で逃走した。


◇◆◇◆◇◆


迷宮区の中に設けられた安全エリアの広い部屋に入ると私はその場にぺたりと座り込んだ。キリト達は壁際まで行き二人で並んでへたり込んでいる。なにげに私は逃げてるときに側でターゲットにされたので素早く剣を降り敵を倒しました。自分でも剣の軌道が追えないくらい速かったです。
そんなことを考えるくらい余裕ができみんなでお互いの顔を見合わせると、笑いがこみ上げてきた。

「あはは、やー逃げた逃げた!」

アスナが愉快そうに笑う。

「こんなに一生懸命走ったのすっごい久しぶりだよ。まぁ、私よりキリト君の方が凄かったけどね!」
「いやいや、俺よりブラウの方が「私はなにげに敵を倒してたりするよ」……」

まぁ意識して倒した訳じゃないんだけどそれは言わないでおこうっと。
私の言葉に押し黙るキリトに私とアスナはくすくすと笑い続けた。一頻りキリトをからかい笑いを収めると、まじめな話をする。

「……あれは苦労しそうだね……」
「そうだな。パッと見、武装は大型剣一つだけど特殊攻撃アリだろうな」
「前衛に堅い人を集めてひたすらスイッチっするしかないね」
「盾装備の奴が十人は欲しいな……。まあ、当面は少しずつちょっかい出して傾向と対策って奴を練るしかなさそうだ」

あっまずいという顔をしたのをアスナがキラリと見た。

「盾装備、ねぇ」

その言葉にたじろぐキリト。

「君たち、なんか隠してるでしょ」

その言葉に私の心臓がドキリと跳ね上がる。

「いきなり何を……」
「か、隠すって何を隠すのかなー?」
「だっておかしいもの。普通、片手剣の最大のメリットって盾持てることじゃない。でも二人が盾持ってるとこ見たことない。」
「な、なんだそっちの方か……」

私の安心に「そっち?」と聞くアスナに

「何でもない何でもない」

といって私は答える。

「私はスピードと手数で勝負してるから、盾は邪魔なんだよねえ」
「ふぅん、私と一緒か。でもそれなら私と同じ細剣の方がいいんじゃないの?」
「思ったんだんだけど、スキルの構成慣
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