第二話
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こにはボッタクリのイカツイおっさんしかいないからアスナみたいな可愛い子が来る場所じゃないよ」
二人で悪口を言いエギルの顔がひきつってるが、アスナがと声をかけらただけで顔をだらけさせた。・・・・・・全く、現金だなぁ。
「まぁちょっとね。そう言えば、何よシェフどうこうって?」
アスナが聞いてきたので私が答える前に質問する。
「それを言う前にアスナって今、料理スキルの熟練度どこらへん?」
私の質問にアスナが不敵な笑みを滲ませた。
「聞いて驚きなさい、先週に《完全習得》したわ」
「なぬっ!」
「本当に!?おめでとうアスナ!!」
私たちは同時に驚いた。
キリトはアホかって顔をしてる。
でも料理できる女の子ってポイント高いよね。私もいつか彼女の手料理を食べてみたいななんて。
妄想を無理やり止めてアスナにお願いをすることにした。
「……その腕を見込んで頼みがある」
キリトがアスナに手招きして私がアイテムウインドウを可視モードにして見せる。アスナはアイテム名を一瞥し目を丸くした。
「うわっ!!こ……これ、S級食材!?」
「取引だ。こいつを料理してくれたら一口食わせてやるk――」
キリトが言い終わる前にアスナの右手がキリトの胸ぐらをぎっしりと掴む。
「は・ん・ぶ・ん!!というかキリト君が何で仕切ってるの?持っているのはブラウ君じゃない」
「見つけたのはキリトで同時に投げた私のピックが偶然当たったから。分け前は半分ってのが私たちのルールなんだ」
アスナの疑問に答え、再びアスナがキリトに詰め寄る。
「それじゃ三分の一でいいわ。それでどう……?」
キリトに比べ若干身長が低いアスナがキリトに上目遣いでのぞくように聞く。
キリトとは少し顔を赤くし
「あ…あぁ、わかった」
と言い次に私に向かってアスナが顔を向ける。(アスナと私は同じくらいの身長である)きれいな瞳で私に訴えるように見つめてくる姿に私も思わず
「うん…それでいいよ」
と肯定した。アスナが左手を握り「やった!」という。
美少女のお願いは特別な力を持っていると私は思った。そして振り向きエギルを見上げて断りの言葉をかける。
「ゴメンね、そんなわけで取引は中止。」
「いや、それはいいけどよ……。なあ、オレたちダチだよな?な?オレにも味見くらい……」
「感想文を八百字以内で書いてきてやるよ」
「私は文章苦手だから言葉で説明してあげる」
私たちの言葉に「そ、そりゃあないだろ!!」というエギルを無視していざ食事と歩きだそうとしたとき、アスナに聞かれた。
「でも、料理はいいけど、どこでするつもりなのよ?」
「「うっ……」」
すっかり忘れてた……。
◇◆◇◆◇◆
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