暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第2章 滅殺姫の憂鬱と焼き鳥の末路
第26話 GETだぜ!
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今俺は絶体絶命な状況に陥っている。それは社会的にも、そして貞操的にもだ。
場所は女子更衣室、使用不可と張り紙が貼られているロッカーの中、そこで俺は息を潜めていた。……黒歌姉と一緒に。
そしてマズい事に黒歌姉は息を荒げて顔を赤くしつつ俺に抱きついてきていた。興奮していること丸分かりだ。しかもいつも隠している猫耳と尻尾まで出してしまっている。こんな状況、外で着替えている3年女子たちに見られたら大変だ。のぞきに加え幼馴染の先輩にコスプレさせる変態だと思われちまう。この状況は非常にマズい。
そもそもこんな事になったのは松田と元浜に紳士のVIP席とやらに誘われたのが原因だ。それが女子更衣室のロッカーの中だと分かってすぐに俺は前回のお仕置きを思い出し反対したんだけど
「おっぱいがいっぱいなんだぜ? ……本当にいいのか?」
などと言われてしまい、抗いきれずにVIP席に入っちまった。そして待つこと数分、ついに更衣室を使いに女子が来たんだけど
タッタッタッ……バン!
やって来たのはなんと黒歌姉ただ一人、どうやら1人走って先に来たみたいだ。そして対面の松田と元浜の入っているロッカーまで一直線に向かうと
ドゴンッ!
2人の入っているロッカーへ激しいパンチ! 扉が歪んで開かなくなっちまった!
「ひぃぃぃ!」
「あ、姉御! 許し……」
2人の命乞いが聞こえるけど黒歌姉は構わずロッカーを殴り続け、ついには2人の声は聞こえなくなった。そして2人を沈黙させた黒歌姉はこっちを向き
ガチャ
「や、やあ黒歌姉、奇遇だね」
や、やっぱりバレてた。仙術を使える黒歌姉から隠れるなんて出来るわけないし。昔から隠れんぼしたりしても絶対見つかるもんな。……先に走って1人だけ来たのも俺らがいるって結構前から分かってたからか? なんでよりにもよって黒歌姉のクラスののぞきに誘ったんだ松田、元浜!
「……にゃん♪」
黒い! 笑顔が黒いよ黒歌姉! さよなら火織。どうやら俺はここまでのようだ……。などと思って、観念して目をつむったんだけど
パタン ぷにょん
……え? な、何だ今の音? それに何やら胸に柔らかい感触が……? 恐る恐る目を開けてみるとそこには……
「にゃん♪」
ロッカーの扉は閉められ目の前には至近距離に顔を赤くした黒歌姉が! おまけに狭いロッカーの中だからほぼ抱きあうような状態で、黒歌姉の全身が密着しちまってる!
「く、黒歌姉! なn「シッ!」……」
黒歌姉が口に指を当てて静かにするようジェスチャーすると同時に
ガチャ
『あれ? 神裂さん先に行ったと思ったのにいないよ?』
『え? お姉さまいないの?』
『お手洗
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