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ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第2章 滅殺姫の憂鬱と焼き鳥の末路
第25話 甲冑少女と赤龍帝
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で何度目だよ!? 強力な龍を怖がらせる変態がこの世にこんなにいていいのか!? しかもレイナーレまで微妙に腰が引けちまってるし!
「あの、もしかしてあなた方が悪魔さん……ですか?」
……じょ、女性? 眼光もプレッシャーも半端無いのに声は意外と可愛らしい声じゃねえか。
「はい、あなたの呼びかけに答えて召喚されました。悪魔の兵藤一誠です」
「悪魔を呼び出せたんですね、私。てっきりこのチラシも眉唾ものかと」
「し、失礼ですが……女性の方ですか?」
「はい。……でも驚きました。悪魔って本当にいるんですね」
驚いたって、それはこっちのセリフだ! こっちは悪魔に龍、おまけに堕天使の組み合わせだっつーのにあんた1人の方がインパクト大じゃねえか!!
「私の名前はスーザン、ご覧の通り戦国グッズを集めるのが趣味の留学生です」
ああ、ついに俺の変態知り合いフォルダがグローバルになっちまった。っていうかこの格好で外国人かよ。
「こんな姿で申し訳ないです。深夜は物騒ですから、こうやっていつも鎧を纏ってしまうんです」
「(なあ龍巳、あんたの方が物騒だとツッコんだら負けかな?)」
「(多分負け。その前に、そんな事言ったら何されるか分からない)」
確かに。この人帯刀してるしな。
「あんたの方がよっぽど物騒よ」
「「言っちゃった!?」」
おいレイナーレ! お前もう少し考えてもの言おうよ! そんなんだから何やってもうまくいかないんだって!
「そこに痺れる憧れる!」
「龍巳も無理してノらんでいい!」
「その国の特色と触れ合うことこそ異文化交流の基本。素敵よスーザン」
「「「ええ!?」」」
部長! そこ感心して頷くところじゃないですよ!? この人もなんかズレてるな! これがお嬢様というものか!?
「でも出てきたのが優しそうな悪魔さんで良かったです。出てきたのが怖い悪魔さんだったら、この『
鬼神丸国重
(
きじんまるくにしげ
)
』を抜かざるを、抜かざるを得ませんから!!」
「ってちょっと待てスーザン! 抜いてる抜いてる! 刀抜いちまってるから!」
頼むから落ち着いてくれ! 龍巳が更に怖がっちまう上にレイナーレまで俺の後ろに隠れちまってるじゃねーか! っていうか2人共俺を押し出すな! これ以上前に出たら危ないだろーが!
「と、ところで、願いがあったから呼んだんですよね!? 俺達悪魔を召喚した理由はなんですか!?」
俺の今までの経験上こういった手合は早々に依頼をこなしておさらばするに限る。
「……私が留学している大学までノートを一緒に取りに行って下さい。お願いします」
「え? ……それだけ?」
「深夜の大学ってとっても怖いんです
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