マクロスF
0700話
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配はそれ程いらないんだけどな。ミハエル辺りが面白がって呑ませそうなのを警戒したのか?
「それにしても、改めて見るとS.M.Sはこんなにいたんだな」
「そりゃそうですよ。アルト先輩はずっと訓練続きで、気が付かなかったのかもしれませんけど」
「というか、VFパイロット以外にも整備やら事務やら営業やら。そんなのを考えれば人数が多くなるのも当然だろ。VF-25にしたって、予備機を抜かしても20機近く運用してるんだし」
青椒肉絲を食べながらアルトとルカの会話に割って入る。
尚、そんな俺達の近くではミハエルとクランがいつもの漫才をしていたが……まぁ、あの2人は放っておいてもいいだろう。
「そう言われればそうか。……ん?」
ふと店内にあるTVへと視線を向けるアルト。
その視線を追うようにしてTVへと目を向けると、そこではミス・マクロス・フロンティアについて映し出されている。
見事にミス・マクロス・フロンティアに選ばれたのは、褐色の肌とオレンジの髪をした女だった。
「へぇ。さすがにミスコンの優勝者だけに自信のある顔付きをしているな」
「うーん、でも顔付きがきつそうじゃないですか? 我が強いって言うか……」
「確かにそうだけど、そのくらい自分を出していけるような奴じゃないとミスコンとかには出場しないだろ。まぁ、中には友達が応募しましたとかで優勝する奴もいるかもしれないけど。個人的には好印象だな」
「ふーん……あ」
俺の言葉に頷いていたルカが、ふと何かに気が付いたように俺を引っ張って離れていく。
「おい、どうしたんだ? 青椒肉絲をもう少し……」
「ほら、いいですから。少しは空気を読みましょうよ」
少し離れた場所でテーブルに残っていたアルトの方へと視線を向けると、そこでは蒸籠を手に持ったランカと仲良く2人で話しているところだった。
「あの2人、いつの間にか大分仲良くなってたようだな」
「そりゃそうですよ。アルト先輩は格好良いですしね」
そんな風にルカと会話をしながら、こっちのテーブルに残っていた皿から小籠包をレンゲの上に乗せながら皮を崩してスープを溢れさせ、口へと運ぶ。
「本当は今日のミス・マクロス・フロンティア、ランカさんも出ていたんですよ」
「は? そうなのか? オズマはあまり感心しないような事を言ってたが……」
「勿論内緒でです。オズマ隊長はランカさんを可愛がってますからね。大勢の前で水着姿になるとかなんて事になったら、絶対に許しませんし。……それをアルト先輩も応援に行ってたんですが……」
溜息1つ。
「今回の模擬戦がそこに重なった、か」
「はい。結局アルト先輩も最後まで見る事が出来無いまま……ナナセさん、怒ってないといいけど」
「ナナセ? 何度か聞い
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