暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第2章 滅殺姫の憂鬱と焼き鳥の末路
第24話 新たな日常
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ちょっと待て!! なんでアーシアがこの掛け合い知ってんだ!?」
「実は龍巳さんと白音ちゃんに勧められまして。日本に住むからには知っていないと損だって。実際面白かったです」
なんてこった!? 龍巳と白音ちゃんに毒されてオタクが侵食してる!? 確かにあの怪異譚は面白いけどさ!
「まったく、何やってんのよあんたたち」
バサッ
羽を羽ばたかせつつ話しかけてきたのは先日まで敵対しつつも現在は俺の使い魔をやっている堕天使のレイナーレ。一応俺の使い魔という理由でこうして空から付いて来てるんだけど、まあ理由はアーシアが心配だからだろうな。この2人、本当に仲がいいからな。まあそんな事言ってもレイナーレは絶対認めないだろうしいつもツンケンしてるけど、なんだかんだ言っていつもアーシアのそばに居て世話を焼いている。そしてアーシアもそんなレイナーレに懐いてるんだよな。
「ほら、アニメの真似事してないでさっさと終わらせて帰るわよ」
「分かってるよ。……っておい、なんで今のがアニメの真似だって分かったんだ? アニメなんて一言も言ってねーぞ?」
「……あ」
お前もか!? お前も見たんか!? しかもしっかり掛け合い覚えるほど見入ったんか!? もしかしてハマったんか!? あ! こら逃げるな〜!!
その後アーシアは今日初めての契約を取りに行って、見事取って来た。もちろんレイナーレもアーシアに付いて行ったよ。俺の方も龍巳と一緒に自転車で依頼人の下に向かい契約を取ってきた。しかし早朝特訓に加え毎晩こうして自転車で走り回ってると本当に疲れる。黒歌姉と白音ちゃんが交代で仙術を施してくれてなきゃ絶対倒れてるな俺。
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