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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第434話】
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ってまたイザナギに触れる母さん――何度か撫でると、母さんはそのまま近くの椅子に座った。


「ヒルト、お母さんの用事はこれだけよぉ〜。 わざわざ有り難うねぇ〜」

「あ、うん。 ……そういや母さん、親父が昨日授業の特別講師で来てたんだが、何かは事情知ってる?」

「え? ……うふふ、まあ面接の最終試験みたいなものよぉ。 後、来週の月曜日からここの警備に来るみたいよ? とりあえず、お父さんは基本的にここの学園島全体の警備するみたいねぇ〜。 勿論、他の教師も居るけど、お父さんの負担の方が大きいかも? 女尊男卑だしねぇ〜」


 そう告げる母さん、親父も例外ではなく、やはり女尊男卑の煽りを受けるのだろう。

 ……そういや、玲に一応ホテルテレシアの事は訊いたが、母さんにも訊いておこうかな。


「なあ母さん、ホテルテレシアのレストランってどんな感じなんだ? 知ってたらで良いから聞かせてほしいんだが――」

「テレシア? ……彼処はねぇ、お客様の前でスタッフを怒るし、ドレスコードもちゃんと把握してないからねぇ……。 テレシア内部に確かショップがあったと思うけど、彼処と共謀してスーツを売り上げてるっぽいのよねぇ……。 女尊男卑になってから、女性は無料なんだけど、男性にはわざわざ高いスーツを買わせる感じだからねぇ。 多分、余程高級な――それも一着数百万はするスーツじゃないと門前払いされるかも……」

「げ……そんな高いスーツを着なきゃいけないのか……」

「因みに、そのショップでスーツを買う場合は安くても十万……。 でも、生地とか見ても明らかにぼったくりな気がするのよぉ……だから、一食食べるだけね、彼処は。 著名人はよく活用してるらしいけど、それは著名な人だからって理由ねぇー。 憶測でお母さん言ってる訳じゃないわよぉ? 確か、先日レセプションで会ったハリウッドスターも其処で食事を摂るって言ってたからねぇ」


 ……憶測なのか憶測じゃないのか、よくわからんがそれよりも母さんが何故にハリウッドスターと普通に話できる間柄なのかが気になる。


「か、母さん、何で母さんは誰かはわからないがそのハリウッドスターと話できる間柄なんだよ」

「……うふふ、彼女とはお友達なのよぉ〜。 たまにお母さんも連絡とってるのよぉ、だから先日のレセプションでイギリスの人と話してから彼女と談笑したのよぉ」


 イギリス――その言葉で脳裏に過ったのは先日のニュースでイギリス王家の人と話す母さんらしき後ろ姿の人物……だが、訊けば色々混乱しそうなので今日はこの辺りで止めておこうと思うと俺は――。


「そっか……色々訊きたいけど、そろそろ戻るよ。 もう時間的に今日は訓練出来る時間じゃないし、誰かの模擬戦でも覗き見してみる」


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