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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第434話】
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な機材などがあるからだとか噂があるのだがどれも眉唾物の噂で信憑性にかける物だ。
そんな考え事をしながら歩いていると、吹奏楽部から楽器を奏でる音色が耳に届く。
吹奏楽部には色々な依頼があるのだろう、運動部の応援やら体育祭やら何やらと、その為の練習で今集まってるのかもしれない。
徐々に吹奏楽部から聴こえる音色が小さくなっていき、整備室付近に辿り着くとそのまま奥にある特別整備室へと足を運ぶ。
横にスライドするドアだが、認証装置の為開閉出来ない――と、スライドドアが開いた。
「うふふ。 ヒルト、待ってたわよぉ〜」
整備室の為か、ツナギを着て髪をポニーテールに纏めていた母さんが姿を現した。
「……俺が来たって、よくわかりましたね、有坂先生」
「うふふ。 今はお母さんで良いわよぉ? ……ふふっ、というかお母さんって呼んでくれないと泣いちゃうわよぉ〜」
そんな風に言うも泣くつもりはない母さん、舌をペロッと出して茶目っ気たっぷりな笑顔を見せると俺の質問に答えた。
「ここの特別整備室はねぇ、中に入ってると外から誰かが来たら音で知らせてくれるのよぉ。 後、小型の監視カメラが無数についてるからねぇ。 あくまでもここの特別整備室側の通路に無数にあるだけよぉ? 教室や普段学生が出入りする所は基本的に無いから安心してねぇー」
そう説明する母さん、多分この様子なら整備室にも勿論あるだろう――寮等は生徒のプライベート空間って事もあるだろうから多分カメラなどは無い筈だ、あればラウラ何かはヤバイだろうし。
それはさておき、とりあえずの説明が終わると促されて特別整備室へと足を踏み入れる。
様々な精密機械が並び、整備室の中央にはいつか倉庫で見たコアの無いISと、その隣にはISコアが何かの機械に固定されてそこにあった。
「……母さん、このコアとISは?」
「うふふ。 此方のISは前に見たかと思うけど……イザナギよ。 コアはヒルトが奪還したアラクネのコア」
説明しながらイザナギに触れる母さん――良く見ると、前回見たときより何やら装備類が増えていて、背部のスラスターユニットが取り替えられたらしく、更に大型化していた。
機体も気にはなるが、何故ここにコアがあるのかが気になり、俺は口を開く。
「母さん、何でここにコアが?」
「ん? 一応コアを調べてたのよぉ〜。 本当は分解したいんだけど、美春ちゃんを見たらそんな気持ちも無くなったから外から解る範囲内で調べてたのよ〜」
机に置いてあったコーヒーを一口飲む母さん――。
「……一応、エネルギーの仕組みはわかったわよー。 エネルギーに関してはその道じゃないけどぉ、とりあえず第
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