楽しきかな狩猟生活
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契約を取る以外にも大事な仕事が俺達には存在する、それは『はぐれ悪魔狩り』はぐれ悪魔とは文字通り主人を裏切り自己欲のまま行動する存在、放っておけば危険な事この上ない
そんな奴らを討伐するのは本来、領主である悪魔達なのだが領主悪魔と親しい関係にある先輩も討伐に協力しており、依頼があった際には現地に赴く
勿論はぐれ悪魔もただで殺される訳にはいかない故、必死の抵抗をしてくるのだから下手をすればこちらが側が痛手を負う事も予想される
つまり何が言いたいのかと言うとだな…
「杏ちゃ〜ん!そっちに行ったわ〜!」
「はい!お姉様!」
「見た目に反して素早い奴だね…!」
「皆、雑魚だからといって油断しない様に、確実に滅するわよ」
現在絶賛狩猟中、相手も身体はデカい蛇みたいな奴だし某狩猟ゲームみたいな感じ、そんな中俺は何をしているのかと言えば…
「ぬぉわぁぁぁぁぁ!」
「シャギャァァァァァァァァァァァァ!逃げるんじゃねぇぇぇぇぇぇ!」
追われております、一目見て俺を一番弱い奴と判断したんだろうね、君は正しい!だってまだ神器も覚醒してないし戦う力なんて無いんだもん!
「幸生先輩!今お助けしますっ!破ッ!」
「うぐっ!がぁぁっ小娘ぇぇぇぇ!」
一瞬で俺と悪魔の間に入ったかと思えば鋭い蹴りを奴に突き刺す杏ちゃん!蛇公も相当痛そうに顔を歪めている!
「そんなに死にたいのなら貴様から食い殺してやるわ!」
蛇公も食らいつこうと杏ちゃんに攻撃を仕掛けるが素早く回避する彼女にはかすりもしない、それどころか
「遅くて欠伸が出ちゃいます!破ッ!」
「ギッ!?ぐっぅぁぁぁぁ!おのれ…おのれぇぇぇぇ!」
絶妙なタイミングでのカウンターを受け仰け反る蛇公!杏ちゃんってこんな強い娘だったんだな!もう俺が空気だよ!
「ぐぅぅ!生で丸のみが一番美味いんだが…仕方ねぇ!丸焼きにしてやるわ!」
「何をっ!」
「遅ぇよ!身を焼かれ悶え死ねぇ!」
「杏ちゃん!」
蛇公が大きく息を吸ったかと思ったら火炎放射みたいに炎を吐きやがった!杏ちゃんの身体よりも何倍も大きく広く吐かれた炎に逃げ場所は無い!当然彼女の後方にいる俺にも炎は迫る!杏ちゃんが危ない、そう思って前へ駆けようとした時だった
「まさか炎まで吐くなんてね…少し驚いてしまったな…」
いつの間に割って入ったのか純が杏ちゃんと蛇公の中間くらいの場所で両手を前へと突き出していて杏ちゃんと俺を護るかのように光のドームの様な物が蛇公の炎を防いでいた!
「俺の灼熱の炎を防ぐだとっ!?」
「灼熱の炎?これでかい?笑っちゃうね」
「き、貴様
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