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白井雪姫先輩の比重を増やしてみた、パジャマな彼女・パラレル
第9話『雪姫の謝罪「私が悪くて、バカだったからなのに」』
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ットに雪姫が放り出された。
「たくよォ……『紳士的に』ふるまってやってんのに、何が気に入らないってんだよォ?」
雪姫の肩に手をおいて、本気で不思議そうに聞いてくる髭男。
絡んできた時から今に至るまで、男たちが雪姫の身体の変なトコロにさわってきたことはなかった。
それを指して『紳士的』だと主張しているらしいが、そんな言い草を少女が受けいられられるわけがない。
<b>「ん〜〜〜〜〜ッッッ!!!」</b>
ジタバタと雪姫が暴れて、ヒゲ男はそんな雪姫を見下ろしていたが、
一向に大人しくなる様子がないと見ると、刃物を取り出し──
──ドス!!
雪姫の顔のすぐそばに突き立てた。少女の身体が、恐怖で完全に硬直する。
「あのなァ。どーせテメーが死ぬことは決まってんだ。だったらせめていい思いしてから死にて〜だろォがァ?」
「…………?」
髭男のいう事が理解できず、震えながら男の顔を見やる雪姫。
男がニヤリとする。
「ヤった後テメーを開放しちまったら、ケーサツに駆け込むことだってありえるだろォが。
だから終わった後にはキッチリてめぇには死んでもらうんだよォ」
今度こそ男の言うことが理解出来てしまい、ますます雪姫の震えは大きくなった。
「テメェをさらう時にだってちゃんと人目はチェックしてたんだからよォ。
どーだよ、オレらは天才だろォがよォ? 」
「そーそー!! オレらってサイキョーのテンサイだよなー!!」
帽子男が合いの手を入れて、二人がひとしきり笑い転げて。
雪姫はもう瞬きすら出来ずに、放心状態のようだった。
そんな雪姫をあざ笑うかのようにニタニタしながら髭男が動いた。
「じゃあそろそろ紳士タイムは終わりにしよォぜ。まずは逆ファッションショーといこォか……」
刃物が、雪姫の服にかかる──
─────────────────────────────────
──うそ、嘘ウソうそこんなのうそっ……!!
もう雪姫の心中には恐怖の悲鳴しかなかった。
訳がわからない。
さっきまで、最高に楽しい旅行を満喫していた筈なのに。
なんで今、貞操も命も失いそうになっているのか──
何でこんな事に。私が何か悪いことをしたの──?
ぐるぐると頭が回る。一体何が悪かったというのか。
この旅行に来てしまったこと? ──違う。最高に楽しい時間だった。これは間違いじゃない。
一人で行動してしまったこと? ──そうだ。それで今、この男達に殺されそうになっている。
じゃあ何で一人で行動なんて? ──決まってる。計佑から逃げてしまいたかったからだ……
コンビニから出る時、計佑が声をかけてくれたのに自分は逃げてしまった。
仕事の電話なんて、口実だった。
レジに並ぶ前までの自分
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