暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第1章 動き出す日常と新たな仲間
第21話 レイナーレ
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てあれ? なんで目を逸らすんだよ? 俺の笑顔そんなにダメだった? 顔も若干赤いし……もしかして怒らせた?

「……よ」

「え?」

「レイナーレよ、私の名前。天野夕麻はあんたに近づくために使った偽名。私の本当の名前はレイナーレよ」

 そう言って天野さん、いやレイナーレは俺の手を掴んだ。

「おう、よろしくなレイナーレ。俺は兵藤一誠、イッセーでいいぜ」

「……ふん」

 こうして俺達はお互いの想いを遂げるための協力関係になった。







   ☆







「二人の気の波長が沈静化してきたにゃん」

「邪悪な気も感じません。どうやら2人共もう寝るようです」

「そう、とりあえず心配してた事態にはならなかったっていうことかしらね?」

 正直イッセーがレイナーレの助命を言い出したときはすっごい驚いた。私というイレギュラーが入っただけでここまで変わるものかな?

「イッセー、あの女、どうする気?」

「さぁねぇ〜? 私たちは何話してたのかも知らないし、分かるわけないにゃん」

「明日また部室に集まることになってるんだし、その時に話してくれるんじゃない?」

「明日は折角の日曜なのに……」

「言わないの。帰りにまた遊びにどっか寄ってもいいんだし、ね?」

「はい」

はてさて、どうなることやら。全ては明日、ね。



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