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ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第1章 動き出す日常と新たな仲間
第21話 レイナーレ
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参ったぜ。これなら罵倒されたほうが話の切り口が見つけられそうでまだマシだ。と、とりあえずなんか言って話しかけるべきか?
「あ、あのさ」
「なんであんたがここにいるのよ」
「……」
……話す気あんならさっさと言えよ。こっちが決心して話そうとしたら言葉被せてくるってどうなんだよ。
「聞いてるの?」
「ああ聞いてるよ。ここは俺の部屋なんだ。居て当然だろ」
「……なんで私があんたなんかの部屋で寝かされてたのよ」
「お前を消し飛ばそうとしてた部長に俺が頼んでお前の身柄を預かったからだ」
「……」
ん? なんだ? 天野さんが自分の肩を抱いて俺から離れるようにベッドの端に移動したんだが。
「最低。力に任せて女連れ込んで手篭めにしようなんて。これだから悪魔は嫌いなのよ」
「ちっげーよ!! なんでそうなんだよ!?」
「私みたいな美人を部屋に連れ込むのに他にどんな理由があるってのよ!?」
「自意識過剰だなおい!? つーかお前俺が好きな奴いるの知ってんだろうが! そんな奴がそんな事するわけねーだろ!」
「じゃあなんで敵の私を助けたりしてんのよ!」
「お前に言いたいことがあったからだ!」
「はっ! いっちょ前に説教でもするつもり!? ざけんじゃないわよ!」
「ちげーよ!」
ああもう! 話したら話したでなんでこうなるんだよ!? このままグダグダ言っててもしょうがないしここは一気に
「すまん! 悪かった!」
と言いながら頭を下げた。よし! 言ってやった!
「!?」
……おい、なんとか言えよ。いつまで俺に頭下げさせる気だ。
「……あんた、何やってんのよ?」
「見てわかんねーのか。頭下げてんだよ」
「そんなの見れば分かるわよ。なんで謝ってるのか聞いてるの。私の計画を邪魔してくれたことを謝ってるわけ?」
「それこそふざけんな。そのことに対して謝る気は毛頭ねえ。むしろお前がアーシアに謝れ」
「……じゃあなんだってのよ」
「それは……」
くっ、いざとなると言い難い。あまりにも自分がみっともなくて涙が出てくる。
「ちょっと、なんとか言いなさいよ」
「……俺が八つ当たりでお前を殴ったからだ」
「……はぁ? 何言ってんの? 頭おかしいんじゃない?」
「腹が立ったんだよ。お前が俺に似てたから。なんか自分自身を見てるみたいでさ」
「な!? 言うに事欠いて……! ふざけるな! 貴様のような恵まれてるガキが私と似てるって!? そんなわけあるか! 私が……今まで……どれだけ……」
「確かに過去お前に何があったかは知らない。けど知ってることもある」
「……何よ」
「同じように雲
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