暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第1章 動き出す日常と新たな仲間
第20話 アーシア・アルジェント
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た。
「「「!」」」
そしてそれにしっかり反応するうちの姉妹たち。
「だから、だから私……!」
「あなたの気持ち、よく分かったわ。だから落ち着きなさい。ね?」
「あ」
そう言って部長は再びアーシアを抱きしめ、頭を撫でてあげていた。
「もう一度聞くわよアーシア。悪魔になればもう二度と人間には戻れないし神に祈ることもできないわ。それでも悪魔になる?」
「はい」
アーシアはその問いにハッキリと答えた。
そうしてその日、アーシアは部長から
僧侶
(
ビショップ
)
の駒を貰い、悪魔へと転生した。
☆
今俺は幼なじみたちと一緒に家路についてる。アーシアが悪魔になると宣言した後、転生の儀式はその場ですぐ行われアーシアは悪魔に転生した。その後は改めてアーシアの歓迎会、そして部長の眷属が仮にではあるけれど揃ったことのお祝いにカラオケでどんちゃん騒ぎをした。なんで仮かって言うと黒歌姉と白音ちゃんは将来俺の眷属になるためだ。嬉しいやら恥ずかしいやら。
んで、そのどんちゃん騒ぎの結果何もかも初めてづくしだったアーシアは途中でダウンしちゃってたよ。今日は部長の住んでいる所に泊めて貰うということで部長がおんぶして帰っていった。ああして見ると全然似てないのに姉妹みたいだったな。
そして俺達も自分の家の前に着いた。普段ならここでお休みとかまた明日とか言ってすぐに別れるんだけど
「イッセー……」
「やっぱり我らも」
「いや、大丈夫だよ、多分」
「イッセー、何かあればすぐ呼びなさい」
「おう、その時は頼む」
そう言ってみんなようやく自分の家に帰っていった。さて、じゃあ俺も
「ただいま〜」
両親はおそらくもう寝てるから小声で挨拶すると階段を静かに上がり部屋を目指す。そして俺の部屋のドアを開けるとそこには
「……」
「よお、起きたんだな」
そこには俺のベッドの上でこちらを睨みつつ体を起こしている天野さんがいた。
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