暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第1章 動き出す日常と新たな仲間
第20話 アーシア・アルジェント
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アウト!? と思ったらショートカットしてイッセーの前に!!
「な、何だと!?」
「ここ、裏道いっぱい」
「お兄ちゃんとは年期が違います。私達に勝つなんて10年早いです」
そして龍巳と白音はイッセーと祐斗を周回遅れにしワンツーフィニッシュ。イッセーと祐斗は随分と遅れてゴールした。
「バ、バカな。この俺が……」
「イッセー、そのセリフ、死亡フラグ」
「私達に勝ちたかったらせめて200時間はプレイして下さい」
「ふ〜ん、つまり2人は200時間近くプレイしていると……」
ビビクッ! 2人の肩が跳ね上がった。こっちを振り向いた顔も若干青い。いいなぁ〜この顔。そそられる。
「ねえ2人共? 前にお母さん言ってたよね? ゲームセンターであんまり無駄遣いするなって。なのにこのゲームだけで200時間近くプレイしてるってどういうことかな? あれだけこっぴどくお母さんに怒られたのにもう忘れちゃったの?」
二人の顔がますます青くなった。ああ、なんだろうこの気持ち。ゾクゾクする。私今すっごい笑顔だよ。
「ひっ! か、火織お姉ちゃん、こ、このゲームやりこんだの怒られる前、だ、だから、だから……」
「それはおかしいわね? 怒られたのは1年以上前じゃない? 3ヶ月前にみんなで一緒にここに遊びに来たときはこのゲーム無かったはずだけど?……ということはたった3ヶ月で200時間もプレイしたと」
「か、火織姉様! このゲーム、家庭用でも発売したんです!」
白音も必死ね。その必死な、まるで活路を見出そうとしている顔がこれから絶望に染められると思うと……たまらないわね。私はそっとある場所を指さす。その方向をみんなが見てみるとそこには
『大人気レースゲーム! 家庭用ゲーム機に移植決定!』
という煽り文句の看板があった。もちろんこの大人気レースゲームっていうのは今イッセーたちがやってたゲームのことよ?
「まだ発売してないみたいね?」
「あ、あうあ、あ」
白音、もう言葉も喋れないみたいね。顔面も青を通り越して蒼白になってるし。
「さて、弁明は?」
「……」
白音、もう若干泣き始めてる……けどあれ? 龍巳が復活した?
「200時間、物の例え! 我ら、やったわけじゃない!」
……ふ〜ん、そう来たか。確かにそうね。証拠があるわけじゃない。でもさっきまでの慌て様だと長時間プレイしてたのは明らかだし……
「イッセー、ちょっとお願いがあるんだけど」
「な、なんだ?」
「そのゲームのランキングを表示させて欲しいんだけど」
私は見逃さなかった。このとき龍巳の自信ありげな顔がさっと絶望色に染まるのを。そしてイッセーが画面を操作し表示された
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