第六章 正義の在り処編
第百七十五話 『襲撃、暗殺者の名は……』
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片付けたらすぐに向かうからそれまで三人だけで頑張りなさいね!」
『わかったぜ!』
『了解です!』
『やるだけやってみます!』
三人の返事を聞き、シホも自身の戦闘に神経を集中させるのであった。
◆◇―――――――――◇◆
「スバル! ティアナ! あたしが道を切り開くからお前等二人が指揮している奴に突っ込め!」
「あたし達がですか!?」
「でも、この場で突破力があるのはヴィータ副隊長ですよ!」
ヴィータの提案にスバルは驚き、ティアナはヴィータの方が適任だと言う。
だが、ヴィータはやれやれといった感じにかぶりを振り、
「状況を考えてからものを言え! 確かにあたし達の中で突貫力があるのはあたしだって事はわかってるよ……。
だがな、あたしが行っちまったらお前等がお留守になっちまう。
さっきから見ていたがお前等は機械兵士を一体も倒しきれていねぇだろ? ならあたしが周りの奴らをぶっ倒している間にお前等二人が指揮者を倒すんだ。
これくらいならできるだろ?」
ヴィータの正論の言葉に二人は「ぐぅ」の声も出ず反論できないために渋々だが、しっかりと頷いた。
「よし……。そんじゃ、いくぜ!」
それでヴィータはその手に鉄球を出して、
「くらいやがれ! シュワルベフリーゲン!!」
グラーフアイゼンで鉄球を打ち放ち、それらは次々と機械兵士に直撃していく。
「駆けろ! スバル!!」
「はい! ウイング…ロードッ!!」
道が開けてヴィータの言葉を合図にスバルとティアナの二人はウイングロードを駆けていく。
ヴィータがうまい事直線上の機械兵士をシュワルベフリーゲンで次々と撃墜しているために二人は一切被害に遭わずに指揮者まで一直線で向かう。
『スバル! ティアナ! 解析出たよ! 一番奥の奴が一人人間よ!』
シャーリーの報告に、スバルは笑みを浮かべて感謝の言葉を贈る。
「ありがとうございます! いくよ! リボルバー……シュートッ!」
リボルバーナックルに魔力を集めていき次には青い魔力弾が放たれる。
それは指揮者に向かっていく。
まずは最初の一手。
これが決まれば事を優位に運べる可能性は上がる。
しかし、指揮者はそこで手に双剣型なのだろうデバイスを取り出して、スバルのリボルバーシュートを迎撃した。
右手に持つ黄色い剣、左手に持つ緑の剣、それはシホのツヴィリングフォルムに酷似しているデザインだった。
リボルバーシュートは双剣のたったの一閃で斬り伏せられてしまった。
しかもおかしい事に普通は四散するだろう魔力がまるで消滅したかのように消えてしまった。
しかし、スバルとティアナの二人はその事には気づかずに、
「スバル! あたしが援護射撃と撹乱をするから一発
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