第六章 正義の在り処編
第百七十五話 『襲撃、暗殺者の名は……』
[1/6]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
最高評議会の判明しているメンバーが収容されている監獄施設。
そこにシホ達は到着して色々と支度をしていた。
この施設の周辺になにかしら反応があったら反応するオートスフィアを数十個設置して暗殺者集団の襲撃に備える。
各自バリアジャケットをすでに纏っていて、融合騎であるアルトリアも青いドレスの上に甲冑を纏い、ネロとオリヴィエのサーヴァント二人も戦闘服(英霊のデフォルトの姿)になる。
施設の人にはシホが説明に当たる。
「いいですか? いいと言うまで施設の中の鍵を開けてはいけませんよ?」
「はい。この施設の警備体制は完璧とまではいきませんが、管理局の精鋭達が作った犯罪者を閉じ込めておく施設ですから抜かりはありません」
「そうですか。それならよいのですが……。では施設周辺の警備は私達にお任せ下さい。襲撃者が来てもしっかりと対応させてもらいます」
「お願いします」
そう言って警備員は帽子のつばを掴みながら挨拶してくる。
それにシホも敬礼で答える。
それからシホ達は外で警備を開始しながら、各自思念通話で話をする。
《……さて、それじゃ作戦を伝えるわ》
《《《はい!》》》
シホの思念通話にみんなが反応を返す。
《もう配置に付いているからわかると思うけど、まず私とネロが東側、なのはとオリヴィエ陛下が西側、ランにレン、アルトリアが南側、ヴィータにスバル、ティアナが北側を警備。
もし何かの反応があったら即座に全員に通信を繋げること。そしてオートスフィアで映像を常時記録すること。最後にみんなの力に頼ることになるわ。ここで今まで鍛えてきた力を発揮するのよ》
《《《了解!》》》
《それと、ロングアーチスタッフが常に待機しているからみんなも気負いせずにね》
そこに、
『私達が監視しとくから後のことは任せとき!』
はやての声が通信で聞こえてくる。
続いて、
『敵影の反応はすぐに察知したら報告しますからお任せ下さい!』
『スカリエッティ事件での戦闘機人やガジェットでの後手に回った経験を活かしてセンサーも強化しましたのでいつでも対応します!』
シャーリーとルキノの頼もしい声が聞こえてきてスターズ、そしてセイバーズの面々はバックアップがちゃんとなされている事に安心し、もし戦闘が起きたら頼りにさせてもらおうと思ったのだった。
それで全員はそれぞれで各自警備を開始するのであった。
その中、ランとレンがプライベート通信でヴィータに話しかけていた。
「ヴィータ副隊長」
『……ん? どうした?』
グラーフアイゼンを肩に担ぎながらヴィータはランの言葉に反応して言葉を返す。
「先ほどの話の続きですが……私達、シホさんの過去を聞きたいと思っています」
「うん。今の僕とラン姉さんがある
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ