第四十五話 Final Weapon U
[4/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
使うかは俺も知らねえよ」
ルイン「そう…」
ダブル「じゃあな…先輩。あの世で待ってるぜーーーーっ!!!!!!」
絶叫と同時にダブルの全身から閃光が放たれた。
シグマの操り人形として生まれ、非道の限りを尽くした男の死。
殺す事と欺く事…。
たったそれだけのために造られた生まれながらのイレギュラー。
思えばダブルもまたシグマの被害者だったのかも知れない。
ルイン「…さようならダブル。」
まだこの先にはレプリフォース最高司令官たるジェネラル。
そして彼らをも巧みに利用しこの戦争を画策した張本人たるシグマが待ち受けているのだ。
戦いはまだ終わらない。
ルイン「待ってなよシグマ…。例え何度蘇っても私達がいる限り、あなたがこの世界に君臨する事は有り得ないんだから」
先に待つであろう更に激しい戦火を恐れる事もなくルインはまた先に向けて歩を進めだした。
ディザイアとの死闘を終えたエックスも、ジェネラルの元に向かっていた。
ディザイアにつけられたフォースアーマーの傷もアルティメットアーマーに変化した際に修復されたらしく傷1つない。
アルティメットアーマーは体力の消耗が激しいためにフォースアーマーのまま、近衛兵を薙ぎ払っていた。
その時、紅い影が見えた。
エックス「ゼロ!?」
ルイン「エックス?」
ゼロだと思った人物はルインであった。
互いに今の状況について話し合う。
エックス「ダブルがイレギュラーだったなんて…」
可愛がっていた部下がまさかシグマの手先だったとは…。
ルイン「エックス…ディザイアを救ってくれたんだね…」
エックス「俺は…彼と戦うことしか出来なかった……本当なら彼と分かり合う時間なんていくらでもあったのに…」
ルイン「エックス…少なくてもディザイアは感謝してたんでしょ?だったらディザイアは救われたんだよ…ありがとうエックス」
エックス「………」
ルイン「この戦いは私のせいで起こったんだ。私があの時、冷静だったらこんなことにならなかった…こうなったのは全部私のせいなんだ。」
エックス「そんなことはない!!」
ルイン「っ!!」
エックスの声にルインは肩を震わせた。
エックス「全ては仕組んだシグマのせいなんだ!!君のせいじゃない!!」
ルイン「で、でも…私のせいでディザイアはイレギュラーに……」
涙を流しながら俯くルイン
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ