暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第1章 動き出す日常と新たな仲間
第18話 救出作戦
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間に合わなくなります。それにイッセーに実戦経験をつませられるいい機会だと思います」

 私の言葉に部長は考えこんじゃった。みんなも不安そうに部長を見てる。

「……イッセーは救出メンバーに加わりなさい。龍巳、あなたは足止めの方に加わってちょうだい」

「ん、分かった」

「ありがとうございます部長!」

「イッセー、あなたに幾つか話しておくことがあるわ。まず、あなたの兵士(ポーン)の駒について」

「プロモーションのことですね?」

「ええ、そうよ。敵地である教会に赴けば(キング)以外の駒に昇格できるわ。ただしあなたはまだ悪魔になって日が浅いから最強の駒である女王(クイーン)へのプロモーションは負担がかかって、現時点では無理でしょうね。でも、それ以外の駒なら大丈夫よ。心のなかで強くプロモーションを願えばあなたの能力に変化が訪れるわ」

「はい、分かりました」

「それともう一つ。神器(セイクリッドギア)について。イッセー、神器(セイクリッドギア)を使う際、強く想いなさい。神器(セイクリッドギア)は想いの力で動き出すの。あなたの想いが強ければ強いほど神器(セイクリッドギア)は応えてくれるわ。そしてあなたの神器(セイクリッドギア)赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)、動いてくれれば堕天使なんて目じゃないわ。ただし、力が溜まるまでは時間が掛かるから注意なさい」

「はい」

「そして最後に、あなたは火織の指示に従いなさい。決して無理はしないこと。いいわね?」

「はい!」

「よろしい! じゃあみんな! こんなことはさっさと終わらせて明日は一緒にアーシアと遊びに行くわよ! 全員生きて明日を迎えること! もちろんアーシアも一緒に! いいわね!?」

「「「「「「「はい!」」」」」」」

「火織、あなたは救出メンバーを連れて結界の外まで行きなさい! 結界から出たら教会までジャンプよ!」

「はい!」

「朱乃、火織達が結界の外に出たら相手の結界の内側にもう一つ結界を張ってちょうだい。一人も逃がしてはダメよ!」

「了解しましたわ」

「黒歌、龍巳。あなた達は私と一緒に救出組が結界の外に出るための道を作ってちょうだい。救出組が脱出できたらそのまま戦闘よ!」

「分かったにゃ」

「了解」

「じゃあみんな! 行くわよ!」

 そう言って部長を先頭に旧校舎の窓から飛び出す。唯一イッセーだけは私に襟首掴まれてぶら下がってる状態だけど。私達が飛び出すと四方八方から光の槍と弾丸が降り注ぐ。さすがに数が多い、けどこちらには広域殲滅が得意なのが多い。龍巳が手を横に振りぬけば目の前の光の槍や弾丸が砕け散り、部長、朱乃さん、黒姉が魔力を放出すればこちらに向かってくるはぐれ|悪
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