暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 世界を渡りあるく者
第三章 孤独だった者たち 〜海鳴 闇の書事件〜
第十一話 最終決戦A 闇の書の最後
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空間がぐらぐらと揺れている

そとでなのはががんばっている証拠だ

それにさっきフェイトが外に出て行ったのが感じれた

そのせいもあってこの空間は不安定だ

今にも崩れようとしている

これが最後のチャンスだろう

これを逃せば後は無い

頑張ろう。あの二人にかっこ悪い姿見せられないし




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(なんで、なんでみんな私の前から消えて行くんや!?)

少女の心が聞こえる

(ただ、私はみんなと一緒にいたかっただけや。私がなにかしたか!?)

それは、絶望と悲痛で満ちている

(もう独りはいやや。全部、夢やったら)

「本当に独りなのか?」

(え?)

俺は、姿を出さずに声だけを精神に届ける

いや、どうせこの会話忘れるだろうから姿を見せてもいいけどさ

「それに、全部が夢だったとしたら、いつかは醒める。そっちの方が酷じゃ無いかな?」

(あんたは、だれや?)

意識がこちらを向く。生憎と相手の姿は俺には見えない。でも、今は言葉が通じればいいんだ

「そんなことは些細な事。それよりもほら、外を見てみて」

(いやや。私はもう嫌なんや)

現実を否定して、直視するのを避けている。それはそうだろう。大切な人達が目の前で消滅した

小学生でそれに耐えろというのは無茶な要望だ

「もし、全てを否定するのなら。それは君の大切な人達まで否定することになる」

(!!)

この子が見ている夢は、家族とヴォルケンリッターが一緒にいる夢だ、でもその二つが叶うことはない

この子の親が生きていれば、夜天の書は転生してこない

だから、親の死を否定するならばそれはヴォルケンリッター達の否定だ

そしてヴォルケンリッターの否定は、今日までの楽しかった日々の否定

ヴォルケンリッターの出現と今日の出来事は繋がっているから

(色々矛盾があるのはわかっとる。それでも、それでも私は孤独が嫌なんや!!)

「だから、もう一度言うよ。君は本当に独りなのかい?」

(何を言って...)

「外を、見て?」

そこで、やっと彼女は嫌々ではあるが外に目を向ける

そこには、彼女の為に体をはるなのはとフェイトがいた

(え...?なのはちゃんに、フェイトちゃん...?)

「彼女達は君の為に、君が帰って来て欲しいという願いで、ここにいる。それを見てまだ君は、独りというのかい?」

(それでも、シグナムやヴィータ達は....)

少し、心に明かりが差した気がする

これなら、もう少しだ

「彼女達を助ける為の方法も、君は知っている筈だよ?」

(........管
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