第三章 孤独だった者たち 〜海鳴 闇の書事件〜
第十一話 最終決戦A 闇の書の最後
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が鮮明になっていくと同時にそれと同じものが虚空に現れる
その剣は実体をもっていくと同時に黄金の光を放ち出す
その光はあっという間に収まったが、威圧感だけは変わらない
それを掴むと同時に三人の声が聞こえた
「「「ブレイカーーーーーー」」」
三人の思いを乗せた魔力砲はナハトヴァールを容易く飲み込み、消滅させんとしていた
しかし向かうも往生際が悪く、負けじと再生を繰り返す
だが、こちらの思いが勝ったのかそれは弱まり、だんだんと中心部が見えてくる
俺は剣を最上段に構え、腰を低くする
聖剣は俺の思いに応え、俺の魔力を吸う
それは光となり、周囲に散らばる
いつしか、俺の周りだけでなくあたり周辺に黄金の光が舞い、誰かがこういった
「綺麗」
「幻想的じゃないか...」
次第に魔力は剣の周りを渦巻き、暴れようとする
流石に担い手ではない俺には反発するか
聖剣はまだ魔力を寄越せと言わんばかりに俺の中から吸い出す
いいだろう。ならばもってけ
ーー我が命は流転する
命も魔力に変えて、剣に送る
ーーーこの時、蒼炎の身体からも黄金の光が漏れていたのを誰も気がつかなかった
臨界に達しようとした所でシャマルさんから声がかかった
「みーつけた!!」
ユーノとアルフがコアを固定。こっちに位置を送ってくれた
そしたら二人はすぐに退避
みんなが安全圏に行ったことを確認して、俺は剣を振るう
「約束されたーー勝利の剣」
放たれた黄金の光は闇を塗りつぶすかの如くナハトヴァールを包んだ
断末魔すらも飲み込み、跡形もなく消滅させる
光が通り過ぎた後に残ったのは、夜空を移す海だけだった
「終わった、のか」
その言葉と同時に俺はエクスカリバーを戻し、固有結界を解除した
アースラとの通信が戻りーー事前に作戦プランは説明したーー観測をする
その結果
「再生反応なし、状況終了だ。協力に感謝する」
みんなが喜びに包まれる中、俺は身体に激痛が走る
やっば、無茶しすぎたかな
ーーリミットオン
これでよし、エクストリームドライブも止めた
そして、俺とはやてが同時に意識を失い、落下した
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