第三章 孤独だった者たち 〜海鳴 闇の書事件〜
第十一話 最終決戦A 闇の書の最後
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上のある一点、黒く澱んでいる場所を差してはやてに聞いた
はやてはそれに答えた
「うん。自動防衛システム、ナハトヴァール」
リインフォースも小型で現れる(ホログラムみたいな存在ではあるが)
「周辺の物質を侵食し、ナハトの一部にしていく。臨界点が訪れない限りこの星ひとつ位は飲み込んでしまう可能性がある」
最後の一言により、なのはとフェイトは息を飲んだ
「停止のプランは用意してある、後は此方でなんとかする。といいたい所だが」
クロノはその手にもつカード型のデバイスを待機状態から起動状態に移行させる
形状は杖に変わり、四つのビットが現れた
「協力者は多いほどいい。守護騎士のみなは闇の書と言われる由縁を終わらせるため、なのはとフェイト、蒼炎はこの街とこの世界を守るため、協力してもらえるか」
はじめにはやてが頷き、続いてなのは、フェイトも頷く
「クロノ、その停止プランっていうのは」
俺は唯一の気掛かりをクロノに聞く
「このデュランダルは氷結魔法に特化したデバイスだ。防衛プログラムを氷結し、どこかに封印するという手が一つ」
「そりゃ無理だ。あんな莫大な質量を氷結させて永久封印は無理がある。それに無限再生がある以上いずれ破られる
「あとはアルカンシ」
「却下。あんなトンデモ兵器使ったらこの街が吹っ飛ぶ」
「じゃあどうするんだ!」
クロノが若干きれた。まあ即却下だから頭に血登るのも仕方ない
「手は、ある。但し、俺が面倒くさいことになるが。まあいいか、どうせアイアス見られてる以上追及は免れないな」
クロノが難しい顔をする。恐らくは俺が使おうとしていることを察したのだろう
「俺がいいって言ってるんだ。だから気にするな。ただ、やってもらいたいことがある」
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「よし、全員配置についたな」
みんながそれぞれペアを組んで岩の上に立っている
俺が頼んだのは複合バリアを破き、コアを露出させて欲しいということ
これからしようとすることはバリアが貼られていたら成功するかどうかわからない
そしてコアを露出させてないと届くかわからない
だから頼んだのだ
俺は準備で全く動けなくなるからな
「「始まる」」
俺とクロノが見事にハモったな
前の澱みは先程よりも大きくなり、真ん中から巨体が現れる
「夜天の魔導書を呪われた闇の書と呼ばせたプログラム、ナハトヴァールの侵食暴走体」
はやてがそうつぶやく。まるで覚悟を固めるかのように
「闇の書の、闇!」
その巨体はまるで獣だ。近づくもの全てを消し去る獣
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