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ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第1章 動き出す日常と新たな仲間
第16話 聖人少女と堕ちた聖女
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私の眷属しかジャンプできないわ」
「そ、そんな……」
イッセーが泣きそうな顔でアーシアを見る。そしてアーシアも泣きそうな顔をしつつも笑顔を作り
「イッセーさん。また、会いましょう」
と言った。イッセーはうつむき何かに耐えるようにして朱乃さんの用意した魔法陣に乗る。そして全員が魔法陣に乗りジャンプの準備が出来た。
「……アーシア」
イッセーは悔しそうな顔でうつむきつつ彼女の名を口にしている。アーシアも顔は笑っているけどどう見ても1人置いて行かれることに恐怖を感じてるよね。
……しょうがないよね。こんな顔見せられちゃ。
魔法陣が発動し部室へジャンプしようとした瞬間、トンッと魔法陣から一歩出る。
「か、火織!? あなた何してるの!? 早く戻りなさ」
言葉の途中で部長たちはジャンプしていった。ごめんなさい部長。でもやっぱり置いていけないよ。
「さて……」
私は驚いたような顔でこちらを見ているアーシアの前でしゃがんで目線を合わせる。
「な、なんで……」
「うん?」
「なんでここに残ったんですか!? もうすぐ堕天使の方々が来るんですよ!? なんでみなさんと一緒に逃げなかったんですか!?」
「ふふ、優しいのねあなた。敵であるはずの悪魔の私を心配してそんなことを言ってくれるなんて」
「そ、それは……」
「私が残ったのはね、大事な妹と幼馴染を庇ってくれたのにそのお礼もせずに危険な場所にあなたを残して行きたくなかったからよ」
その私の言葉にアーシアはさらに驚いた顔をした。
「初めましてアーシア・アルジェントさん。イッセーから話は聞いてるわ。私の名前は神裂火織。龍巳のお姉ちゃんでイッセーの幼馴染よ」
「は、はい! 私はアーシア・アルジェントです! 初めまして!」
そう言って彼女は頭を下げる。この子すっごく可愛いな。イッセーが入れ込むのも分かる気がする。
「ってそうじゃありません! 早く逃げてください! ここにいたら「逃げない」……え?」
「まだ私は逃げないわ。言ったでしょう? まだお礼をしていないし、ここにあなたを残して行きたくないって。だから」
そう言って私は彼女の頭に手を載せる。
「あなたのお願いをなんでも1つ叶えてあげる。悪魔だけど代価はいらないわ。これはお礼だから」
「!!」
ふふ、この子今日は驚いてばっかりね。でも彼女は悲しそうな顔で俯いてしまった。
「で、でも私はシスターで……」
「今はシスターとか悪魔とか関係ないわ。助けてもらったからお礼をする。あたり前のことでしょう?」
「……」
彼女はうつむいたまま黙ってしまった。そのまま待っていると
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