第04話 任務:46センチ三連装砲を撃てぇ!
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はもろに46砲の反動を受けてしまい、コンテナ置き場に向かって飛んで行ってしまった。
“どんがらがしゃーん”
まるゆはコンテナ置き場に放り出され、積まれていたコンテナがどんがらと音をたてて崩れてしまう。
「ま、まるゆちゃーんッ!」
陸奥は慌ててコンテナ置き場に向かって駆け出す。
“びゅごおおおぉぉぉんッ………………きらんッ”
そして支えを失った46センチ三連装砲は砲撃の反動で飛んで行ってしまい、そのままお空の星になってしまった。
長門は空を眺めながら、お星様になった46センチ三連装砲を見つめる。
「……飛んだな」
「飛んだなじゃないでしょーッ!」
陸奥は崩れたコンテナを投げ飛ばしながら、長門につっこみを入れる。
「見つけたッ! まるゆちゃんッ!」
まるゆはコンテナの瓦礫の中から逆さまになって発見された。
まるでスケキヨの死姿のような様相のまるゆ。
陸奥はまるゆの足を掴んで、ずぼっと引っこ抜いた。
「かろうじて轟沈しなかったわね」
まるゆはきゅううと目をまわし、大破している。
ちなみに雷と電はその場でへたり込み、やはり目をまわして中破している。
46センチ三連装砲を試射しただけなのに、ズタズタのボロボロな3人。
「あら、あらあら……46センチ三連装砲は反動が凄いから危ないって、言おうとしたのに……」
陸奥は残念な溜息をつきながら、周囲を見渡して困り顔になる。
そして長門は空に向かって涙を流しながら敬礼している。
「姉さん! そんなとこで泣いてないで、手伝ってよ!」
陸奥と長門はボロボロな3人を抱えてドッグに向かった。
――――――
――――
――
「ぶわっかもぉぉぉぉぉぉぉんッ!」
昭和の頑固オヤジのような怒号が司令官室中に響き渡る。
陸奥と長門、そして修復が完了した雷電ゆの3人は、司令官室に呼び出された。
「無断で46センチ三連装砲を試射! その結果、雷電ゆが中破および大破! コンテナ置き場が小破! 46センチ三連装砲を紛失! 何を考えとるんだ、お前たち!」
叱られて当然である。
ごめんなさいで済むような簡単な話ではない。
陸奥はこういう結果になるのがわかっていながらも、長門とくちくズを止められなかったことに責任を感じ、るーっと涙を流しながらお叱りを受けている。
「まったく! 3人が助かったからよかったものの、こんなことで轟沈なんてしたら泣くに泣けないぞ、まったく!」
頭から湯気を上げながら憤慨する提督を尻目に、長門は雷電ゆに向かってグッと親指を立ててみせる。
そして雷電ゆの3人も長門に向かってグッと親指を立てる。
長門と雷電ゆの目がキ
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