暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マクロスF
0699話
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どどうするんだよ! このままじゃ……』
「そのどうにかする為に俺がやって来たんだろうが。そもそも、お前が暴走しなければオズマ達を待つ事も出来たってのに」

 前足を使って顔に付着しているペイントを拭おうとしているものの、そうはさせじとアルトのガンポッドは顔へと攻撃を集中する。更にはペイント弾に変更されているミサイルの類も発射しているのを見ながら、俺はビーム砲の照準を合わせ……

「愛」

 精神コマンドの愛を使い、トリガーを引く。
 次の瞬間、VF-25Sから放たれたビームは間違い無くバジュラの頭部と胴体を貫いた。

「ふぅ……ん?」

 安堵の息を吐きつつも、ふとステータス表示を見て気が付く。撃墜数が増えて……いない? つまり、バジュラはまだ生きている?

『アクセル、よく1撃で……』
「アルト、まだだ! 奴はまだ死んでいない!」
『はぁっ!? 頭と胸を貫かれてるんだぞ? 幾らバジュラだからって……おいおい、マジかよ』

 台詞の途中でバジュラの死骸と思われていたのが動き出したのを見たのだろう。信じられないとばかりに呟くアルト。俺にしても、あの様子を見て信じられない思いを抱いているのは事実だ。まさかこいつ、アインスト並の再生能力を持っているんじゃないだろうな? ニーズヘッグがあるのならともかく、シャドウミラーの機体に比べると攻撃力が貧弱と言ってもいいVF-25Sで奴を倒すのは……いや、ある。アダマン・ハルパーはスライムで構成されているのだから、今でも使用可能だ。だがそれを他の奴に見られる訳にはいかないし、何よりこの機体はL.A.Iによくデータを取られているのだ。それを考えると、とてもではないがアダマン・ハルパーを使う事は出来無いだろう。となると……数で押すしかない、か。

「アルト、ここにいると俺の攻撃の邪魔になる。マクロス・クォーターに戻れ」
『ふざけるなよ、こんな死に損ない相手に……』
「いいから行け! 武器が模擬戦仕様のお前だと邪魔になると言ってるんだ!」

 叫び、歯ぎしりをした後に去って行くアルト機を見ながら、再び口を開く。

「愛、覚醒」

 同時に機体に不思議な力が漲るのを感じながらビーム砲を発射。同時に再び愛を使おうとしたその時。

『うおおおおおおおおおおっ!』

 オープンチャンネルからそんな叫び声と共にレーダーで戻って来るアルト機。そのまま真っ直ぐにビームで身体に穴が開いているバジュラへ取り付き。

「食らいやがれえぇぇっ!」

 どこから持ってきたのか、ゼントラーディが使う銃の銃口をビームで穴の開いたバジュラの身体へと叩き込み、トリガーを引き……次の瞬間、バジュラは内部から爆散するのだった。
 ……結局撃墜は奴に持って行かれた、か。
 溜息を吐きながらマクロ
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