暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第1章 動き出す日常と新たな仲間
第14話 悪魔のお仕事
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っただけだよ!?」
「……本当?」
「も、もちろんだ」
「(……どうせまた火織お姉ちゃんのこと)」
な、なんで龍巳いきなり不機嫌になってるんだ? と、とにかく早くチラシ配り終わらせて帰ろう。この空気はちょっと苦しい。
「ただいま戻りました〜」
「ただいま」
「おかえりなさいイッセー。今日は昨日より早かったわね? だいぶ慣れてきたのかしら?」
部室に帰ると俺達の主である部長が返事をしてくれた。火織たちはというと……めっちゃくつろいでるな。俺は自転車使って汗だくになって帰ってきたというのに3人は汗1つかかずソファーに座って紅茶を飲んでいた。俺は暑くて紅茶なんて飲めないわ。
「あれ? 龍巳、どうしたの? なんか不機嫌そうだけど何かあった?」
「……何も」
「? そう?」
龍巳はなんかまだ不機嫌だ。お姉ちゃん大好きっ子なのにその姉の火織にもそっけない。俺ほんと何したんだ?
「(またかにゃん?)」
「(うん、また)」
「(お兄ちゃんも大概ですね)」
と思いきや火織を除いた姉妹たちでヒソヒソ話してる。火織も首捻ってるぞ? 一体何なんだ?
「ふふ、なかなか複雑な関係ね」
「あらあら、そうですわね。見ていてなかなか楽しめそうですわ」
「「??」」
なんか部長と朱乃さんが言ってるけど意味はさっぱり分からないな。そんな俺達を見て黒歌姉たちはため息ついてるし、一体何なんだ?
「さて、話はそれぐらいにして」
パンッと部長は手を叩いて話し始めた。
「みんな一週間よく頑張ったわね。今日でチラシ配りは終了。今日からみんなにも契約を取って来てもらうわ」
お! ついにチラシ配りも終了か。そして契約、上級悪魔になるための第一歩らしいしがんばろう!
「ではまずイッセー。魔法陣の中央に立ちなさい。朱乃、ジャンプの用意をお願いね。イッセー、手のひらをこちらに出してちょうだい」
俺が左手を差し出すと、部長は俺の手に魔法陣を書き込んだ。
「これは転移用の魔法陣を通って依頼者の元へ転移するためのものよ。契約が終わればここに帰してくれるわ」
へ〜。転移もそうだけど魔法ってホント便利だな。俺もいろいろ自分で使えるようになりたいな。服が透けて見える魔法とか。
「朱乃、準備はいい?」
「はい、部長」
「イッセー、到着後のマニュアルも大丈夫よね?」
「はい!」
「いい返事ね。じゃあ、行って来なさい!」
そして俺は光に包まれ、光が止むとそこには目を丸くしている部長たちがいた……ってええええええええええええええええええええええええ!? なにこれ!? どういうこと!? 俺依頼者
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