暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第1章 動き出す日常と新たな仲間
第13話 非日常への入り口
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にゃ。と言っても私の説明は白音といっしょにするにゃ」
そう言うと黒姉と白音から猫耳と尻尾が生えた。昨日もみんな見てたはずなんだけど改めて見るとやっぱり驚くようね。
「私たちは実の姉妹で、妖怪の猫又にゃ」
「……悪魔や天使だけじゃなくて龍や妖怪なんてのもいるんだな……」
イッセーがなんか悟ったような表情をしだしてる。まあこんなにいっぺんにいろんな事知ればそうもなるのかな? って黒姉? なんでイッセーの方向に擦り寄って行ってるの?
「今まで隠しててごめんにゃ? でもこれが私の本当の姿にゃ。可愛いにゃ?」
なんか黒姉、イッセーに胸を擦りつけつつ耳をピコピコさせながら甘えてる! あれか!? イッセーを猫耳萌えに目覚めさせる気か!? たしかに今の黒姉可愛いけど!
「く、黒歌姉! そ、そんなに近寄られると! ってイテテテ!? 白音ちゃん痛い!」
「お兄ちゃんのスケベ」
「なんで!?」
おおう。白音ヤキモチ焼いてるよ。イッセーのお腹おもいっきりつねってる。こんな場所でいきなり修羅場に入らないでよ。ってあれ? いつもはここに龍巳も入っていくのにどうしたんだろう? そう思って龍巳の方を見てみると……
「火織お姉ちゃん。我も猫耳生やした方がいいかな?」
なんて言いながら自分の頭をぺたぺた触っていた。なんかこの仕草可愛いな。じゃなくて!
無限の龍神
(
ウロボロス・ドラゴン
)
にさらに猫耳猫尻尾なんて要素詰め込みでしょ!
「龍巳、あなたはあなたの魅力で攻めるべきだとお姉ちゃんは思うわよ?」
「ん、分かった」
分かってくれてよかったわ。危うく
無限の龍神
(
ウロボロス・ドラゴン
)
に猫耳猫尻尾を標準装備させるところだった。……あれ? それはそれで可愛いからありかしら?
「ん、んん! そろそろ話を戻していいかしら?」
あ、素で先輩たちのこと忘れてた。
「にゃはは。と言ってもそんなに話すことないのよね。小さい時に両親が死んじゃって、そのあと白音と2人で頑張ってたんだけど結局行き倒れちゃって、そんな時拾われたにゃ。後は龍巳と同じ感じにゃ」
「そうだったの。あなた達も大変だったのね……。でもこれで昨日会ったときは3人とも異様な気配を放っていた理由が分かったわ。3人とも人間ではなかったのね。こうして向かい合った今でも人間の気配しか感じられないのに」
「それは私と白音は仙術が使えるからにゃん。気配をごまかすなんてお手の物にゃん」
「そう。仙術まで使えるなんてますます凄いわね。神裂姉妹は皆ポテンシャルが計り知れないわ。龍巳も龍の気配が全くしないけどやっぱり隠しているのかしら?」
こくっと龍巳は頷いた。ホントは私の封印具のおかげなんだけど……言えないよねやっぱ
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