暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第1章 動き出す日常と新たな仲間
第13話 非日常への入り口
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女の子がいる部屋としてはどうかと思うんだけど。なんか黒姉たちはこの部屋見てさらに警戒してるし。ああ、刻一刻と状況が悪化していく。そして部屋の奥には厳しい表情でソファーに座っているリアス先輩と朱乃先輩が……ってあれ? なんで? リアス先輩は初顔合わせの日にはシャワー浴びてたんじゃなかったっけ? 私達相当警戒されてる?
「ようこそ、兵藤一誠くんに神裂さんたち。歓迎するわ。」
「あの、そんな警戒心丸出しな表情で歓迎するなんて言われても……」
「とりあえずそこのソファーに座ってもらえるかしら?」
スルー!? 私の今の発言ガン無視ですか!? この状況、一歩間違うと相当やばいかも……。私達がソファーに座ると朱乃先輩がお茶を出してくれ、ついに話が始めった。
「それでまずは兵藤一誠くん、昨日神裂さん達からはどこまで聞いたのかしら?」
「は、はい! 先輩たちが悪魔だということ、他に天使や堕天使がいること、それから戦争などの歴史なんかを軽く聞きました! 後、先輩が貴族の家の次期当主でもう2人が
悪魔の駒
(
イーヴィル・ピース
)
で転生した先輩の下僕悪魔であることなんかも聞きました! それから
神器
(
セイクリッドギア
)
関連のこと、俺も持っていることも聞きました! まだ少し半信半疑ですけど……」
「そう、つまり私達や私達に関わることはあらかた彼に説明したということでいいのかしら?」
「ええ、まあ大体は説明したかと。まあイッセーの頭じゃどこまで覚えてるか疑問ではありますけどね」
「そう、じゃあお話の前に自己紹介をしましょうか」
そう言うと先輩たちは背中から悪魔の翼を生やした! おお! なんだかんだで初めて見るよ。
「僕は木場祐斗。兵藤くんとは去年剣道の試合で会ったよね? よろしく」
「三年生、姫島朱乃ですわ。一応オカルト研究部の副部長も兼任しています。よろしくおねがいしますわ」
「そして私が彼らの主、グレモリー家次期当主のリアス・グレモリーよ。よろしくね」
「「よろしくお願いします」」 「「「……」」」
私とイッセーは彼らの挨拶に応えるけど……うちの姉妹はまだ警戒してるよ。そのせいで向こうもまだ警戒を解いてくれないし、このままじゃ良くないよね。この際仕方ないか。
「あの、グレモリー先輩。少しいいですかね?」
「? ええ、どうぞ」
「では」
私はそっと立ち上がりちょっと殺気を開放すると
ゴゴゴン!!!
瞬時に取り出した七天七刀の鞘で黒姉、龍巳、白音の頭を思いっきりぶっ叩いた。ええ、ぶっ叩いてやりましたとも! 殺気に反応した先輩たちもその後の私の行動に呆気にとられてる。イッセーも目を見開いてるね。目はどちらかと言うと私の刀の方に行ってるような
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