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問題児たちが異世界から来るそうですよ?  〜無形物を統べるもの〜
王と女王 @
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しながらスレイブの手を握り、鞘をかぶせたままの大剣を構える。

「違う。私たちは愛で結ばれている!」
「うっわ、さらにそんな夢でも見ちゃったのか・・・?お互いに初対面だったってのにありえねえだろ。」
「違う!私とタイターニアは元々よき夫婦だった!タイターニアは一度死んでしまったが、こうして再誕し、再開した!まだ記憶は戻っていないが、それでも、」
「うっせえんだよ!」

そして、一輝がキレた。

「死んだ人間が再誕するだと?ふざけてんじゃねえぞ!そんなものは残された者の勝手な希望、妄想にすぎない!そんなものを関係のない音央に押し付けてんじゃねえ!」
「希望、妄想・・・私のこの気持が、そんなものだと・・・!?」

そして、一輝にそう言われて・・・それが図星であったがゆえに、オベイロンの怒りは一度頂点に達した。
頂点に達したら、後は下るだけである。
オベイロンは怒りが頂点に達したことにより、逆に冷静になっていた。

「ハハハ・・・ハハハハハハ!そうか、これが試練なのだな!」
「・・・根本的に狂ってやがるな。壊れてる。」

一輝のつぶやきは、もはやオベイロンに聞こえていない。

「ならばこの試練を乗り越え、貴様たちを贄とすることで彼女の記憶を取り戻そう!それが今、私の超えるべき試練!」

そして、オベイロンは主催者権限を発動した。


『ギフトゲーム名“王と女王”
 ・プレイヤー一覧
      ・鬼道 一輝
      ・六実 鳴央
      ・鬼道 湖札
      ・ヤシロ・フランソワ一世
      ・ダインスレイブ


    ・ホストマスター指定 プレイヤー側ゲームマスター
      ・鬼道 一輝    


    ・ホストマスター側 勝利条件
         ・参加者全員を女王の贄とする。
         ・参加者全員の殺害。


    ・プレイヤー側 勝利条件
         ・王の殺害。
         ・女王の殺害。


    ・特殊ルール
         ・王よ、女王のために剣を収めよ。


 宣誓 上記を尊重し、誇りと御旗とホストマスターの名の下、ギフトゲームを開催します。
         “オベーロン”印』

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