暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第1章 動き出す日常と新たな仲間
第12話 四面楚歌
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ていた。

「何よ、何なのよあんたたち!?」

 天野さんも混乱してる。いきなり何やら恐ろしい雰囲気を醸し出す面々に囲まれれば当然だろうけれど。しかしそんな時、



パアァァァァァァァァァァァァ



 龍巳のさらに後ろの地面が紅色に輝きだした。あれは……魔法陣?

「まさか……転移魔法陣ですか!? こんな時に!?」

「それにこの紋章……グレモリーかにゃ!?」

「くっ!」

 あ! 天野さんが足元に今度は青く輝く魔法陣のようなものを展開すると姿を消した。

「逃した。我、追う」

「放っておきなさい龍巳! 今はこっちの対処が先よ!」

 天野さんを追おうとした龍巳を火織が止めると同時に紅色の魔法陣のようなものがいっそう輝きだした。もう、次から次へと一体何なんだ!? そして魔法陣らしきものの光が消えると同時にそこには3つの何か……いや三人の人影が存在していた。

「結界の反応があったから見に来てみたんだけど……」

「あらあらうふふ」

「どういうことか説明してもらえるかしら?」

 そこには木場、それから駒王学園の三大お姉さまの2人、リアス・グレモリー先輩と姫島朱乃先輩がいた! え!? どういうこと!? どこから出てきたんだ!? それになんかこっちのことかなり警戒してないか? なんかこっちも火織以外険悪なムード出してるし、もしかして今一触即発!? そんな中龍巳が急に先輩たちに向けて駆けだした!? そのままオーラを纏った手で彼女たちに掴みかかろうと

「ストップ! 龍巳!」

 したところを火織が止めた。向こうも何やら手に赤や金色のオーラを纏わせてる!? っていうか木場はいつその剣取り出した!? 火織にしろ木場にしろ完全に銃刀法違反だよ!

「下がりなさい龍巳。あなたはイッセーを」

「……分かった」

 そう言うと龍巳はまるで瞬間移動をしたかのように俺の前に現れた。い、今のはなんだ? 速過ぎるだろ。先輩たちも今の龍巳の動きに驚いていた。

「え〜と、初めましてかな、先輩? 2年の神裂火織です。とりあえず敵対する気はありませんから構えを解いてくれませんか?」

「……ええ、分かったわ。あなたからは殺気も感じないし。でも事情は説明してもらうわよ?」

「はい、それはいいんですけど……明日でもいいですか? こっちには今でも絶賛大混乱中の子もいますし。この子はこちら側の事情は全く知らないんです。まずは彼に今の状況を話さないと……」

「……そうね、分かったわ。明日あなたのクラスに使いを出すから全員集まって待っていてちょうだい」

 そう言うと先輩たちはまたしても魔法陣のようなものを展開し何処かへ消えていった。なんなんだ一体。

「火織、良かったのかに
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