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ソードアート・オンライン -Need For Bullet-
-Bullet1-(対戦車)銃使いの少女
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く逃げなきゃ!」
脱兎のごとくブツの入ったラグビーボールほどのケースを持って駆け出す。
しかし、いくつかの角を曲がったところで例の無人兵器を発見した。
幸いなことにこっちは見つかってないみたいだけど……
そろりそろりと後退し、別の道へ…‥だけどあの通路は多分使えない……他の場所から出ないと……
さっき手に入れたデータによると、これは強襲揚陸艦らしい……
下の甲板にいけば出れるかも……
ガシャガシャという歩行音にビクビクしながらゆっくりと梯子を下っていく。
突然広い場所にでた。いくつかのコンテナや車両が並んでいる。
「車両甲板……かな……」
コンテナの影に隠れながら……そーっと中を見渡す。
どうやら敵影はなさそう……
「車がある…‥よし……あれで……」
「動くな。」
ッ!動き出そうとした姿勢のまま、まるで石化でもしたように固まる。
ウソ……気配も音も感じなかったのに……
「なんだ……ミウラか……脅かすなよ」
低い男の声の殺気がやわらぎ、銃口が下るのを感じた。
「アコード!いきなり後ろに立って銃口突きつけてそれはないんじゃないかな!」
振り返ると、そこにはM870持って、ベレッタM93Rを下げた男―アコードが立っていた。
「すまん。敵のNPCかと思ってな。」
「はぁそういやそっちは回収できた?」
「ああ、で脱出しようと思って……エアロック開けようとしたらミスっちまってな。警報がなっちまった。」
はぁ……とため息混じりにそう言うが、ため息をつきたいのはこっちだ。
どれだけ死にかけたと……
「アホ!ボクを殺す気?!」
「いやぁすまんすまん。」
ドォォン!
土煙とともに壁が崩れ落ちる。
その向こうからは、もう聞き慣れてしまったガシャガシャという音が……
「走れ!!」
二人共一気に駆け出す。崩れかけた船は隠れる場所には困らないが、同時に逃走も難しい。
何本もの予測線が身体を貫く。
一気に瓦礫の影まで飛び込むと、無数のビームと弾丸が襲ってきた。
「じ、実弾持ちまで?!うあっ!!」
少しはみ出していたのだろう。左足に銃弾が直撃し吹き飛ぶ。
「あ、足が……」
これでは移動もままならない。
「おい!大丈夫か!」
向こうのコンテナの影から男が心配そうな顔を覗かせる。
「無理。足がやられた!」
首を振りながら答える。
「ああ?ったく……てかミウラ、フィールド発生機はどうした!」
「…………忘れちゃった♪」
フィールド発生機があればビーム系のダメージは半減できるのだが
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