暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第1章 動き出す日常と新たな仲間
第11話 日常の崩壊
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クアウトだったかも。

「兵藤くんって今付き合ってる人とか……いますか?」

「ん?いや、特にそういった人はいないけど……」

 まあ好きな人ならいるけどね。しかしなんだろう。さっきからなんか歯切れが悪いな。それにこの雰囲気、まるで今から告白でもするかのような……

「本当ですか!? 良かった〜! ……あの! なら私と付き合って頂けませんか?」

「……え?」

 今なんて言ったこの娘? 付き合って頂けませんか? 俺と?

「私、あなたのことが好きです! 私と付き合ってください!」

 今度こそはっきり聞き取れた。ってえ〜〜〜〜!? 俺今告白されたのか? 告白されたのなんて人生始めてだよ! 幼馴染以外親しい女の子なんて今までいなかったから告白されるなんて一生無いと思ってた!

「……あの?」

 あ〜そっか、返事か。しなきゃマズいよな。人生初めての告白だし可愛い娘だからOKしてあげたいんだけど……でも……

「ごめん。俺好きな娘がいるんだ。さっきまで一緒にいた娘。幼馴染なんだけど俺、彼女のことが好きなんだ。だから付き合えない。ごめん」

 正直苦しい。今日初めて会った娘だけど告白を断るのってこんなに苦しかったのか。でも自分の気持ちに嘘は付けないしな。わざわざ俺の好きな娘まで言ったのはせめてもの誠意のつもりだ。理由も言わずに告白を断るなんて彼女に対して失礼だと思ったから。彼女は俯いてしまい前髪に隠れて表情が見えない。泣かせちゃったかな? でもこればっかりはどうしようもないし……。それから少しして彼女はゆっくり顔を上げ口を開いた。なんて言われるか正直怖かったんだけど、彼女の口から出た言葉は俺の想像を超えていた。

「なら死ね」

「……え?」

 彼女の口から信じられない言葉が紡がれるのと同時に彼女の背中から漆黒の翼が生え、手には光り輝く槍が握られていた。なんだ……これ。

「せっかく最後にあなたにいい思い出をあげようと思ったのに、まさか下等な人間ごときが至高の堕天使である私の告白を断るなんて思わなかったわ。あなたの中に神器(セイクリッドギア)が宿っていることが確定してから殺そうと思ってたんだけど、もういいわ。少し早いけどここで殺してあげる。恨むならその身に神器(セイクリッドギア)を宿した神を恨んでちょうだい。じゃあ、さようなら」

 そう言って彼女は手に持った光り輝く槍を投げてきた。







   ☆







「な、なあ火織。今誰か好k「あの……」……」

 イッセーが何かを聞いてこようとした瞬間、話しかけてくる女の子がいた。

「あの……兵藤一誠くん……ですよね? 駒王学園の」

 ついに現れた。イッセーをこれから非日常の世界に引き
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