第四十四話 Final Weapon
[4/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
エックスの傷が即座に癒えていく。
ディザイア「これは…まさか…エックス最大の秘技、レイジングエクスチャージ!!?」
エックス「どのような絶望的な状況でも諦めない心を…勇気を糧とし、強き信念を持つ者のみ扱える技だ。」
出来ることならこの力は使いたくはなかった。
あまりにも強力すぎる力だからだ。
レイジングエクスチャージは傷は癒し、絶大な力を与えてはくれるが莫大な負担がかかる。
故に使えるのはたったの1度だけ。
しかしこの戦いを終わらせるにはまず目の前の敵を倒さねば話にすらならない。
普段のエックスから考えられない凄まじい威圧感を秘めた視線を浴びたディザイアはたじろぐ。
レイジングエクスチャージの神々しい光も相まってその威圧感を助長させている。
エックス「どうしたディザイア?お前の番だ。それともまいったか?」
Xブレードをディザイアに向けながらエックスは言い放つ。
ディザイア「くっ!!甘く見ないでください!!エナジーグランドバースト!!」
歯ぎしりしながらも電撃を纏わせたサーベルを床に向けて投擲すると、床に突き刺さったサーベルから凄まじいオーラと電撃、破片がエックスを襲うが、エックスは凄まじいエネルギーを纏いながらオーラに突っ込んだ。
ディザイア「愚かな!!私の究極の技に自ら突っ込むなど…」
嘲笑するディザイアだが、すぐにそれは驚愕に変わる。
エックス「ノヴァストラーーーイクッ!!!!」
エネルギーを纏った体当たりを繰り出し、オーラをぶちやぶりながらディザイアに直撃させる。
まともに受けたディザイアは床に叩きつけられた。
ギガクラッシュのエネルギーを一点に集中させたノヴァストライクの直撃には流石のディザイアも耐えられなかったようだ。
エックス「…チェックメイトだ」
Xブレードを腰に戻すと倒れ伏しているディザイアに言い放つ。
ディザイア「馬鹿な…有り得ない…」
エックス「…?」
ノヴァストライクの直撃を受けながらまだ生きていることに驚いたが、もうディザイアはまともに動けないだろう。
ディザイア「私は片割れとは言え究極の力を手に入れたはずなんだ…かつての英雄…ロックマンに等しい力を…」
エックス「ロックマン…?」
それは自分の元ともなった自身の兄とも呼べるロボット。
何故そこで兄の名が出て来るのか分からないエックスは疑問符を浮かべた。
ディザイア「ち、力が足りない…もっと力が欲しい…代償が必要ならくれてやる!!私の心も何もかも!!」
エックス「!!?」
ディザイアの身体から異常なエネルギーが迸しる。
凄まじい閃光が部屋に満ちた。
「ギィイイイイャアアアアアアッ!!」
エックス「なっ!!?」
この
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ