男子校の恋愛事情B
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前回のあらすじ
俺、月宮紘は友人の旭鳴拓真に告られました
ちなみに奴は♂(おとこ)である
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『ピピピピピ』目覚まし時計がなっている
めんどくさい、すごくめんどくさい
そんな事を思っていたら急に目覚ましが止まる
「ん?…」
「起きろ、月宮」ボヤーっと旭鳴の声がした
「うわぁ…旭鳴の声がする、何で……」
意味がわからん
「それは、お前が俺の事好きだからじゃねーの?」
「はぁ///!んなわけ…」
バッと体を上げると、そこには旭鳴の姿があった
「おはよう」あの整った顔が微笑んでいる
「あ、旭鳴!!何で俺の部屋に!?」
「おばさんに入れてもらった♪」ルンルンである
「母さん…」
うちの母は旭鳴にとことん弱い
なんだよ!旭鳴がちょっと格好良いからって…デレデレかよ
「妬いてる」月宮の不機嫌そうな顔を覗き込む
「気のせいだ」
俺はそう誤魔化しそっぽを向いた
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結局、旭鳴と登校するはめになった
「何しに来てたんだ?お前」
「紘の寝顔を見に」
「な…///意味わからん……」つか、下の名前で呼ぶなよ
「可愛かった」
「男に可愛いゆーな!!」
嬉しくない
今更思い出したのだが、こいつは昔から俺のことを可愛いだの好きだの言っていた
もしかしてその時から好きだったのか…?
月宮は思い切って聞いてみることにした
「あ、あのさ」
「ん?どうした」
「旭鳴は俺の事…いつから好きなんだ?」
顔から火が出る程恥ずかしかった
少し黙った後
「お前に出会った時から」
そう答えた旭鳴は優しく笑った
俺は目が離せなくなった
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