暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第0章 平穏な日常と新たな家族
第9話 駒王学園
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ない」
「龍巳、あんた人のこと言えないでしょ? イッセーと一緒によく補習になってるじゃない。今回はたまたま小テストでいい点とったんだろうけど気を抜いたらまた一緒に補習よ?」
「うぐ……」
「まったく、来年は受験だっていうのにこんな調子で大丈夫なの?」
「まあ大丈夫でしょ。イッセーってエロに関することになると本気出すし、龍巳はイッセーの事になると本気出すんにゃから」
黒姉がキーボードをいじりながら断言する。まあそれもそうか。イッセーが何が何でも女子の多い駒王学園に入りたいように龍巳も何が何でもイッセーと同じ学校に入りたいもんね。
ちなみに今私達がいるのは家の地下室を改造したミニスタジオ、そこで各自楽器の調整をしつつ話しながらイッセーを待っていた。実は文化祭でライブをした後みんなですっかりハマってしまい必要機材を買い集めて、定期的にみんなで練習しているのよ。ちなみに必要経費は全部龍巳と白音が出していたりする。なんでそんなにお金持ってるかって? オタク趣味を続けるにはお金が必要だからだって。一時期オタク趣味にお金をつぎ込みすぎてお小遣いが底をついた時があって、2人はバイトしようと思ったらしいんだけどバイトの微々たるお金じゃ足りないというのとそもそも年齢的にバイトできないというのもあって2人はなんと賞金稼ぎに手を出したのよ。その発想に行き着いた時にはぶったまげたわ。思考がぶっ飛びすぎてる。まあそんなわけで2人は賞金稼ぎを始めたわけなんだけど、ここで問題が発生。2人の強さなら人間の賞金首に対して危険なことなんてのはないんだけど、身元が割れたら私はともかく(変な権力持ってるけど多分)一般人のお父さんとお母さんに迷惑がかかる。だからこそ見た目を変える、もしくは見た目が変わる装備か何かが必要になった。それでこの愚妹たちがどうしたかというと
「IS創って!!」
などと要求してきたのよ! もう最初聞いたときいきなりどうしたのかと思ったよ! ISってのはこれまた当時二人がハマってたアニメに出てくる飛行パワードスーツなんだけど、これを使えば戦闘できるし見た目大幅に変えられるしバイザーでも使えば顔も隠せるしで身元隠して賞金稼ぎするにはうってつけ、決して乗ってみたいからという理由じゃないと言われた。うん、明らかに後者が本音でしょ。もうほんとにこの2人は手遅れなのかもしれない。
……で、創ったかって? ええ創りましたよ! いくらなんでもパワードスーツなんて創れないって拒否したんだけど
「ISも意識があって見方によっては魔獣っぽい!」
「着ることのできる魔獣を創ると思って!」
と2人に懇願され、さらにシスコン黒姉が介入してきて結局押し
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