暁 〜小説投稿サイト〜
普通だった少年の憑依&転移転生物語
【ゼロの使い魔】編
033 ある日の出来事
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気がしたのは、恐らくは鼓舞≠フお蔭か。

SIDE END

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

SIDE OTHER

「クソッ! 何ですか、あの男は!」

≪神の頭脳≫──ミョズニトニルンは鬼気迫る表情で焦っていた。その理由は至極簡単で、自身が傀儡にしていたオリヴァー・クロムウェル──引いてはレコン・キスタが瞬く間に壊滅的な損害を受けたからだ。……それもたった一人の大立ち回りによって。

更に、レコン・キスタについては当初は5万もの人数が居たが、今では10分の1程度しか存在していない。……壊滅はしていない。だがそれは慰み程度にしかならない。

「サイト・ヒラガッ……!」

ミョズニトニルンのシェフィールド。性別は女。

「ッ……!」

……レコン・キスタが潰された≠ニ報告した時の彼≠フ楽しそうな声がシェフィールドの頭の中でリフレインされる。ガリアの虚無の使い魔の彼女は、彼女を召喚した彼≠ノ心酔していた。……それ故に、彼女にとって彼≠心底楽しませるサイト・ヒラガの存在は邪魔でしかなかった。

「次の手は──」

彼女はサイト・ヒラガを消す為の策を頭の中で回らす。……サイト・ヒラガ──目の上のたんこぶな存在を排除する為に。

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