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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第433話】
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、わかった」


 ティナの胸元が見える、その視線に気づいたのか蠱惑的な笑みを浮かべて更に谷間を強調させながら口の中へと青椒肉絲を運んできた。

 それを食べ、租借――二人の顔を見ると、食べてくれた事に満足してくれたみたいだ。


「ふふん、美味しいでしょ? 感謝しなさいよ、ヒルト? 朝早く起きて作ってあげたんだから」

「鈴、貴女だけで作った訳じゃないのよ? ヒルト、私も朝早く鈴に起こされて手伝ったんだからね?」


 何だかんだで二人して作ってくれたという事だろう、それに感謝する為俺はお礼の言葉を口にした。


「あぁ、鈴音、ティナ。 二人ともありがとうな」


 そう告げると、まず鈴音が口を開く。


「ま、また今度作ってあげるわよ。 期待してなさい」


 僅かに頬に赤みが差す鈴音、それに対してティナはというと――。


「今度は私がキミの為に何か作ってあげるわね? それか、今度何処かで一緒に食事しない?」


 変わらず蠱惑的な笑みを浮かべ、何気にデートに誘われる――と、鈴音が。


「てぃ、ティナ! 何しれっとデートに誘ってんのよ!」

「良いじゃん。 まだヒルトは特定の彼女作った訳じゃないでしょ? ね、ヒルト?」


 軽くウィンクし、また胸元を強調して見せるティナ――。


「あ、あんたねぇ……、な、何そんなでか乳使って誘惑してんのよ! ヒルトもヒルトよ! ティナの胸ばかり見てんじゃ無いわよ!」

「うふふ、仕方ないでしょ。 男の子はどうしても大きい胸を見たくなるものよ。 そうよね、ヒルト?」


 事実、否定は出来ない――俺自身はやはり大きさに拘らないのだが、目に見る分は大きいと眼福だし、未だに谷間を見せつけるティナから視線を外せなかった。


「……まあ否定は出来ないな」

「むぅ……。 小ぶりでも胸はあるのよ、アタシにもね! 触ってみなさいよ、ヒルト!」

「はぁっ!?」


 半ばやけくそ気味に叫ぶと、鈴音は無い胸を必死に大きく見せようとし、挙げ句触らせようと俺の手首を掴んで誘導し始めた。

 流石にそれはまずいと思い、堪えるのだが小さな身体の何処にそんな力があるのか、明らかに鈴音の方が勝っている――火事場の何とかってやつなのか。


「お、落ち着けって鈴音! ティナも笑ってないで止めてくれよ!」

「あ、うん。 ほらほら、ヒルトが困ってるから鈴、落ち着きなさい」


 落ち着かせるためか、ティナは柔らかく言葉を告げる、鈴音の方も多少冷静になったのか、自分が俺にさせようとした行為を思い出したのか顔が真っ赤に染まっていた。


「……危うく猥褻罪で捕まるところだよ、ほら、俺が作ったおにぎり食べて良い
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